撮影したのです。どうしても昭和風の、それもかなり前の建物のように
見えたので、ワンショット。じつはこの建物は病院のようでした。
子供ころ、私の家の近所にも歯科医院や小児科医院がありましたが、いま
思えばこのような建物だった気がします。歯医者に行くのは特に嫌でした😢
あとで表札を確認したら「〇〇歯科医院」とありました。いまは閉院のようです。
人参方を東側へ過ぎると南北に走る道路にぶつかります。
あって前方に見える橋の下の大橋川に繋がっていたようです。ですからもともと
前方の橋はなかったとのことです。そして昔は川の右側には、盛り場などがあった
ところで今も夜は人が集まるところです。ただコロナ禍中いまは少ないかな♪
この売布神社は女子のパワースポットになっているそうです。
https://matsue.mypl.net/mp/spiritual-spot_sanin/?sid=24840
今渡っている橋は新大橋、そして前方に見える橋が松江大橋、さらに見えないですが
奥に宍道湖大橋という新しい橋があります。
新大橋を渡って西に進むと、松江赤十字病院があります。屋上にはドクター
ヘリ用のヘリポートが見えてます。結構発着音が聞こえる時があります。
真ん中の低い建物は旧日銀の建物で、いまはカラコロ広場といって観光客用に
開放されて、カフェやレストランそして土産物店になっています。
さあ、今度は最長の橋を渡って帰ります。右に折れれば出雲市に行きます。
その傍にある須衛都久神社(すえつぐじんじゃ)があります。前の道路はもともと
なかったもので、宍道湖大橋に繋がる道が必要だったので鳥居が傍にあるのです。
http://www.komainu.org/simane/matuesi/suetugu/suetugu.html
そして宍道湖大橋から見える山が、我々も良く登る和久羅山と嵩山です。
この二つの山の稜線をちょっと目でなぞって見てください。何かに見えませんか?
そう見えましたか、女性の寝姿に。和久羅山が顔と鼻、そして嵩山が女性の胸に・・
旧制松江高校(現島根大学)の学生たちが親しみを込めて、メッチェン山と呼んで
いたそうです。当時必修科目がドイツ語でその意味は「少女」という意味とのこと。
男子高故にユニークな名前を付けたものですね(笑)ちなみに豊満な嵩山が330m、
顔の和久羅山が260mの標高があります。撮影場所から直線距離で和久羅山山頂まで
約5km、嵩山まで約5.45km離れています。
ちなみに、嵩山(胸の部分)から見た宍道湖大橋の撮影場所 赤い↓
松江城の雪
出雲地方の雪」は粉雪よりも牡丹雪が多い。それは豊麗で温いだけに
日が射せば解け易く風が吹けば崩れ易い。それ故牡丹雪の処女美は
降りやんだ直後味わうのほかない。
深雪が曙光を浴びた神々しさと落日が一閃に輝く華麗さ。それを惜し
みなく示現するのは松江城の情景中でも特筆に値する。いわんや新春
早々松江城に登
って白雲の中に眠る宍道湖を一望におさめ、また大山
から三瓶。
山に至る中国山脈の雪また雪の山海を見渡しながら想いを
遠く大蛇退治や国引きの古事に走らす情趣に至っては、蓋し他の追随を
許さぬであろう。 (文・太田柿葉 絵・三谷 長博)
国宝松江城
白潟の海老篝(しらかたのえびかがり)
土地で成長された郷土の人の目には小さい時から見なれているかげ
んか、これが天下に誇るに足る宍道湖独得の美しさだという感じが案外
少いのではなかろうか。秋の一夜天神裏から白潟の湖岸へ抜け出て湖上を
見渡すと、玉造灘のあたりから秋鹿の辺へかけて、漆黒の闇にまるで
「九連宝燈」のように点々とかけ連った燈色の美しさ、ただ驚嘆するばか
りである。遠望もよい近くの岸辺で一つ二つ風に瞬いて燃えているのも
なかなかの風情がある。「また一つ燃ゆる近くの海老篝 」
(文・三井真一郎 絵・木村義男)
現在、県立美術館になっているところに白潟小学校がありました。
天倫寺の晩鐘
松江の町の西端の湖岸にうしろに立て古びた寺がある。
ここからの宍道湖の眺望はやわらかく広い。右の方には松江の町も眺め
られるが、町の雑踏はここまではとどかない。新しいものは何もない。
すべてが遠く古い。湖岸を時おり走る電車の音がかえってこの古さを確
かめる。それは枯死してしまった古さではない。いわば生きている古さ、出
雲の伝統の深さである。たそがれ、高麗の鐘が入相をつげる。その音は寺
のうしろの山にこもり、やがて湖の上をはるかに消えてゆく。鐘の音は寂
しい。古い出雲への郷愁の音のようになつかしく寂しい
(文・駒田 信二 絵・三谷長博)。
この正面に天倫寺温泉があります。
夢をのせて湿っぽい音をきしませながら近づいて来る。
間もなく霧よりも白い大根を満載した小舟が、大橋の袂に着くと、霧に
ぬれた柳の残り葉がニツ三ツ、ぽとりぽとりと落ちて風情をそえる。
東方の霧がオレンジ色にぼや気けて、太陽が昇り初めた気配を示すと
大橋川の両岸に列んだ家々の灯影が消えて、今まで大橋を深く濃く
おおっていた霧は神秘な匂いを漂わせながら、西へ西へと湖の彼方へ
流れ去る。
(文・太田 柿葉 絵・三谷長博)
鼻高山(536.3m)です。コロナでなかなか山に行けないのが残念です。
ここからの夕日は最高に美しく、たくさんカメラマンが夕方になると集まってきます。
でも、秋口から冬の澄み渡る空気の中で、晴れた日に見られる夕日が最高です。
山陰の本当の姿を見たければ、冬に来るのが一番といつも思う私です♪