山行二人 よもやま話

横丁の角を曲がれば旅人。このフレーズが好きな人間です。

2017年03月

比婆山神社 Mar. 28, 2017

今回は以前から行って見たかった安来市伯太町にある比婆山。
そう我々が良く出かける広島県民の森にある比婆山と同名の山です。
しかし、標高はわずか320mの里山。往復一時間半もあれば楽しめるコースです。
山頂には久米神社という奥宮が有ります。そして久米神社の下の宮付近から
登山道が山頂へと延びています。

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駐車場からこの下の宮へ行ってお参りし、カメラの位置から左側にある
登山口へと向かいまた。ここに祀られている神様は、そうイザナミノミコトです。
この神社は「延喜式神名帳」にも載っているほどの古い神社です。

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今朝は小雨が降り続き、山登りは無理かなと思いつつも駐車場に着くまでは
不安でしたが、なんと天気も回復してきたので実行したのです。まあ傘一本
持っていけば済むような低山ですけどね(笑)



多少小雨も降ってますが、こんな雰囲気の登山でした^^/

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                一枚岩のよう所にはクサリもありました。また玄武岩が
     色々な場所に露出しているのも面白いですね

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途中の展望所から見えた伯太町の街並み。

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展望台から見える伯太比婆山の山頂です。


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     樹林の中で日が差し始めて、神秘的な雰囲気に包まれました。

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奥宮の山門が見えてきました。その先は広場になっており東屋もありました。

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広場を過ぎた突き当りに奥の宮がありました。正式には比婆山久米神社奥の宮
延喜式神名帳には出雲国意宇郡「久米神社」とあるようです。約1000年以上の
歴史があると言われてます。出雲国風土記にも「久米社」とあるとのこと。

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ここで伯太町のホームページから少し抜粋をして説明させて頂きます^^/

比婆山という名は、古い書物「古事記」一巻目の神話編で、日本の国を創った母神、
伊邪那美命が葬られた場所として記されている由緒ある山とあります。

そして、古事記は伊邪那美命が最後に火の神を生んだために焼かれて
亡くなったと記してます。亡くなったあとの伊邪那美命をどうしたのか・・・
古事記には「その神避りし(カムサリシ)伊邪那美の神は、出雲の国と伯岐の国との
堺の比婆の山に葬りき(ハフリキ)」とあります。

つまり伊邪那美命は比婆の山に葬られたのですが、広島県民の森の御陵も
比婆山、そしてこの山も比婆山で、まだほかにも伊邪那美命が葬られている
と言われる場所が何ケ所かあるようですね。

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何か神々しさを感じながらご神陵を後にしました。


登る途中にもこの場所が気になっていましたので覗いたところ、「玉抱石」
(たまがかえいし)なるものがたくさんありました。石に触れると霊気が授かり
伊邪那岐大神に祈願すると子供に恵まれて安産であると言い伝えられているよう
です。石に空いた穴はそこから飛び出してお腹に入り玉のような元気な赤子に
なって生まれてくるという伝承があるようです。

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伊邪那岐命、伊邪那美命は創成の神様故に安産の神様にもなっているのでしょうね。

ところで、あくまでの個人の所感ですが、いままでこの比婆山が気になっていたのは
古事記に中で「伊邪那美命を出雲の国と伯岐の国との堺に葬る」という一文、
確かに広島の比婆御陵は稜線上では出雲国と接しているのですが、伯岐の国とは
近いようで接していない、むしろ安芸の国と芸備の国とに接しているのかなとも
思ったりしているのです。

伊邪那岐と伊邪那美との熾烈な戦いをした現生と黄泉の世界を結ぶ
黄泉比良坂は松江市の東出雲町の揖屋神社近くにあり、黄泉の世界から
現生の世界いの通ずる道は安芸から松江まででは遠くないかと、今風に
考えてしまいます(笑)

あくまで個人の考えですので、学術的なものはないですが伯太の比婆山は
完璧に出雲と伯岐とに接しているし、伯太から東出雲は目と鼻の先という
地理的条件にぴったりとするのです。とするとやはり古事記の比婆山は
伯太の比婆山ではないかと、地元愛からもそんな気がしてきました^^/



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下山後は天気も回復、標高300mほど山でしたが以外に汗もかく
適度な運動ができる山であったことにまたチャレンジしょうと思いました。
ただ、夏場は少々暑そうなので今度は秋にでも予定しようかと思っています。














旅伏山・鼻高山縦走 Mar.26, 2017

春の里山に行ってきました♪

今回は、セリバオウレン・ミスミソウを探しに、旅伏山から鼻高山への縦走です。
昨年の春にも同じコースで歩いています。

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風は冷たく感じましたが、やはり春の里山です。

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第一番目の鳥居です。ほぼコースの中間点です。

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    第二の鳥居。都武自神社(つむじじんじゃ)も近づいてきました。

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     都武自神社到着、さらに左の登山道を進み山頂を目指します。

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 山頂にある大石は、昔、狼煙を焚いた場所の目印に置いてあります。

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 そして、多夫志の烽(たぶしのとぶひ)と言われてます。

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さらに、一般的に山頂と思われる場所から西に15分ほど進むと
旅伏山の三角点が埋めてあります。ここが実際の旅伏山山頂になります。

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春霞の中、十六島(うっぷるい)の港が見えました。ここでは高級な
岩ノリが採れます。

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そして、今日のお目当ての セリバオウレン

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ミスミソウ

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Nancyが苦労して撮ったミスミソウの兄弟。
「ちょっとピンぼけ」でも R.Cなら許してくれるでしょう^^ 

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鼻高山の山頂は無人でした。そしてここで昼食を摂り下山。

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アセビ

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スミレ

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今日は珍しく宍道湖がよく見えていました。

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下山後 高浜駅 14時19分発の松江行に乗車。

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久しぶりに綺麗なバタデンに乗って旅伏駅に向かいました。

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一年ぶりの旅伏山・鼻高山縦走でお目当ての花にも出会え、天気も
最後まで崩れずに持ち直してくれたので楽しい山行になりました。

さあ、これからは春の山を探して歩きたいなと思っていますよ^^/

山行時間は、休憩、電車の乗車時間等を含め5時間45分でした。
翌日は、足の筋肉が痛くなったのですが歳のせいと運動不足だったと
反省でした(笑)♪
































雪の三ノ沢散策 Mar.11, 2017

奥大山スキー場から初めて雪の三ノ沢を散策してきました。
ブロ友のyamanbouさんの情報を参考に歩いてきましたが、雪の大山南壁の
真下に行くのも初めて、また鍵掛峠までブナ林のスノシューハイクも
格別なものに感じ、大山の奥深さをそこでも知りました。

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今日は土曜日、まぁまぁの天気のためか駐車場も満杯、我々はスペースを
開けてる道路に駐車しました。

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道路のまだ除雪していないところからまずは歩き始めました。途中にある
ミラーもまだ埋まっています。

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すでにトレースが有りましたがここのブナ林のスノーシューハイクはとても
静かで大山にはまだまだ知らないところがあるんだと思うような素敵な場所でした。
ただ、今日は雪も締まっていたので私はツボ足で、Nancyだけがスノーシューを
付けて歩いています。

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雪のない季節に何回か通ったことのある道路も、今日は何か新鮮に見えます。

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鍵掛峠に到着、駐車場から1時間5分。我々のペースです(笑)

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秋になるとこの峠のパーキングには、大勢の観光客が車を止め、大山南壁を
見て感動する場所です。でも今日はとても静か。先行者のスキーヤー二人と
我々二人だけでした。先方も三ノ沢に行くとのこと、重いスキーを担ぐのが
大変だったのでしょう。ここからは我々が先行することになりました。

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鍵掛峠からやっと文珠堂入口。三ノ沢の入り口近くです。

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さあ、三ノ沢に入ります。すでに先行者のトレースあり。
あとでわかりましたが、6名のボーダーが先行していました。

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途中には堰堤があり砂防ダムの役割をしてますが、前方に小さく見える最後の堰堤。
その先が我々の目的地。でも近くに見えるのに中々着きません( ;∀;)

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南壁の全容が見えますが、まだ遠い😢
雪はほぼ締まっているところが多かったですが、踏み抜きするところもありました。
私は、最後までツボ足、Nacyはスノーシューを付けて歩きました。

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最後の堰堤を左側から乗り越えて目的地にやっと到着。
先行していたボーダーはここをベースにし、滑る人はさらに上を目指して
登っていきました。ボーダーは若くパワフルな人ばかりでした^^/

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ところで、登るボーダーを目で追っていくと、さらにその上に何か人影のような
点が・・・・何とソロの登山者が尾根方向に登っていくではありませんか。
これは望遠で撮りましたが肉眼では、本当に点にしか見えない高さを登っていました
本当にこんな急登を登っていくんだと驚きでしたね。
もちろんアイゼンは装着しているでしょうけど、あとはピッケルのみで。

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はじめ雲がかかり青空が見えない空でしたが徐々に雲も取れてやっと
空の青が濃くなってきました。東尾根には樹氷がありました。

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この堰堤の左側から登りましたが短いがかなり急登、雪の下はザラメ状の雪が
固まって滑る滑る、下山時はアイゼンに履き替えることにしました。

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下山途中、文珠堂方向(南側)をショット。天気はまぁまぁに回復してきました。

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今日は気温が少し高いせいか、来る時にもありましたロール状に巻いた雪が
転がり落ちているところが方々にありました。

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下山途中で見える烏ケ山。もうすぐに奥大山スキー場に到着です。

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駐車場は、多少車の数は減っていましたが、それでもまだスキーヤーが訪れて
いましたので人気のあるスキー場のようです。休憩も含め全行程約5時間半の
山行でした^^/  でもとても楽しい山行でした♪

今回、yamanbouさんの情報のおかげで、改めて大山の魅力を発見したようで
また来年の予定に入れようかと思っています(笑)yamanbouさんありがとう
ございました^^


ところで帰宅途中にお決まりの構図。御机からの大山遠望。
カメラを構える人が多く、いい場所が取れずガードレールに登って撮りました(笑)

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江府町内から、最後のワンショット。 諦めが悪い・・・(笑)

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プロフィール

Uncle Ed

夫婦で登山しています。
相方はNancy。
歳相応の軟弱登山を
楽しんでいます。




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