山行二人 よもやま話

横丁の角を曲がれば旅人。このフレーズが好きな人間です。

2011年02月

水仙花

 
    水 仙 花
fcb9545d.jpg

 
学名の英名「ナルシサス」はギリシャ神話の美少年の名前で、泉に映った
 
自分の姿に恋をして毎日見ていたら一本の花になった。 
 
このことから「ナルシスト」という言葉が生まれたといわれてます。 
 
また、日本では雪の中でも春の訪れを告げる「花」「雪中花」といわれて

ます。水仙にはロマンチックないわれがありますね。
 
 
 
そして、わたしがこの水仙を見るたびに、いつも心に残って思い出す古い曲
 
Brothers Fourの「Seven Daffodils」。 

そう、「七つの水仙花」のメロディーがいつも浮かんでくるのです。
 
40年以上も前の曲ですが、いま聴いてもやはり心の落ち着く曲ですね。 
 
そして、Brothers Fourのハーモニーが今でも最高だと思っているひとりです。
 
09f65fba.jpg

 
 
 
 

吾妻山(1239m) Feb.20,2011

やっと積雪期の吾妻山を登頂してきました。
 
前回のときは、大膳原からガスが掛かり視界も悪く、さらに強風に吹かれて
 
やむなく途中で引き返した経験があります。
 
しかし、今回は天気も穏やかで絶好の登山日和。
 
午前中の雪も締まって歩きやすい状態の山行できました。
 
ただし、冬の直登ルートは思った以上のきつい登りで少々あせりましたが
 
無事山頂へたどり着けて満足でした。
 
 
 大峠より先の駐車場に行くつもりが積雪のためUターン、
 再度大峠からです。
d61ce0ca.jpg

 
 
 
  しばらくはつぼ足で歩きました。 トレースもきっちりとありました。
e8729d75.jpg

 
 
 
   しかし、いきなり足が沈むところもあって途中でワカンを装着。
   スノーシューやスキーのトレースもありました。
88b878fe.jpg

 
 
 
 
   一番奥にある駐車場。ただし、現在はこの手前にすこし大きめの
   スペースをとって新しい駐車場が出来ています。ここは緊急車両の
   転回場として利用するため、一般車両は駐車しないようにと注意書き            がありました。
1882aca4.jpg

 
 
 
   大峠からほぼ半分の距離です。
194863ee.jpg

 
 
 
   大膳原への分岐が、近づくにつれて傾斜が増します。
8795c5bd.jpg

 
 
 
   大膳原の分岐。この位置からは吾妻山山頂は見えませんでした。
b219e67b.jpg

 
 
 
 
   大膳原の稜線から見える福田頭。きれいに見えました。
   ここは熊の生息地だそうです。 でも、いまは冬眠中?ですよね。
6ea9d96f.jpg

 
 
 
 後ろは比婆山系の烏帽子山。 吾妻山までの夏道も雪で全く分からない。
e89ca26a.jpg

 
 
 
   直登手前の林。墨絵のように見えたので望遠でワンショット。
fe2d0e3b.jpg

 
 
 
   遠くから見る山頂までの道は、穏やかに見えたのですが・・・・
426a6a68.jpg

 


   
だんだん近づくにつれ、斜度にすこし驚きました。まるでゲレンデでした。
4e501e64.jpg

 
 
 
この時点では、ワカンを使用していましたが、三分の一ほど登ったところでアイゼンを装着し直す。
急傾斜の途中で、アイゼンに装着しなおすのは危険とは思いつつも、
クラスト状の雪ではやむを得ずの対処でした。 北風も強く、雪面が光輝く
状況ではアイゼンを装着しても、氷状の雪がバリバリと割れるだけで、
爪がうまく雪面をグリップしてくれないところもあり、思いも寄らない難儀をしてしまいました。 

076ce48e.jpg

 
 
 頂上に着いたとたんに全くの無風、「どういうこっちゃ」と思うほど
風もなく穏やかな山頂でした。

5e0e6db6.jpg

 
 
 
   望遠で大山を撮ることもできました。

b08b6d6a.jpg

 
 
 
   鯛ノ巣、猿政山方面

35a58cbb.jpg

 
 
 
   比婆山系の烏帽子山、御陵、池の段、立烏帽子。

6345f7b9.jpg

 
 
 
帰りの激くだり、この斜面に差し掛かったときから、また左から右への
北風にあおられての下山でした。 きょうのトレースは先行者の1名のみ。
この足跡はきのうか何日かまえのもの。風で凍っていました。

d50519ca.jpg

 
 
 
   大膳原に下山後は、キャンプ場のきれいな小屋での昼食でした。

bafa02e9.jpg


 
  ここからは、ワカンに履き替えて大峠へと向かいきょうの
  山行が終了しました
 
 
 
 
 
 
 
 

大山の樹氷

きょうは、くもりのち晴れを期待して大山まで・・・・
 
ただ、雪による大山の状況も知りたくその下見と今冬はまだ綺麗な樹氷にも
 
お目にかかっていないので、それを期待しての大山行きでした。
 
そして、きょうはいけるところまでで、無理せずにとういう前提での山行計画でした。
 
結果は、ガスと風による影響で6合目で我々はストップ下山途中の方々との
 
情報でも、6合目から上は視界が悪く、風が強いため登頂せずに下山された

とのことでした。 
 
ただ、大人数のパティーの方々が登頂を目指して登っていかれたようです。 
 
そして、6合目でそのパティーのサポーターの方(留守居役)にお会いしたので、
 
話を伺うと、きょうは雪上訓練で雪洞を掘ったり、ガスの中の登攀訓練のようでした。
 
きょうは我々は6合目でストップし、そして、そこから下山しました。
 
しかし、木々に樹氷が見事についていましたので、満足しての下山と

なりました。
 
 
 
 
    まずは、南光河原の駐車場です。 スキー客のも含めて10台ほど
    駐車されていました。
7ea1cbc0.jpg

 
 
 
 
 
  下山キャンプ場近くの登山道入り口。 はじめこの標柱を見逃して
  さらに先までいってしまい、ウロウロでした。
08b1cc31.jpg

 
 
 
 
     
   とにかく登山道は雪々々のため、被写体は樹氷ばかりです。
   ただ、登山道は雪のため夏道より歩きやすくなっています。

7dce154b.jpg

 
 
 
 
 
   高い樹木の樹氷は久しぶりに見たので、とても感激しました。

75c36b3f.jpg

 
 
 
 
     
   5合目の山ノ神の祠。
   この5合目までは結構長くてきつい山行のような気がします。
   2m近く雪に埋まっていたので掘り返したようです。人が二人ほど
   入れるぐらいの穴になっています。

c3396f40.jpg

 
 
 
 
 
   6合目までの登山道。6合目までは夏道では味わえない稜線を
   歩くような感じになります。

7aa8adbd.jpg

 
 
 
 
     期待どおりの樹氷にめぐりあいました。

52afbcd6.jpg

 
 
 
 
     宝珠尾根の稜線と樹氷。

198c9366.jpg

 
 
 
 
     同じく宝珠尾根をバックに、さくらのような樹氷。

a6a1bd0f.jpg

 
 
 
 
     悠然と立ちはだかる樹氷。

7ff058f6.jpg

 
 
 
 
     中の原スキー場をバックに。

0987dc8c.jpg

 
 
 
 
     樹氷のトンネル。

0fc907be.jpg

 
 
 
 
   これを登れば、6合目の避難小屋に近づくのですが・・・・
   結局、6合目付近と推測はできるものの、避難小屋は雪に埋もれて
   見えませんでした。

f3dc1eb4.jpg

 
 
 
     
  6合目付近からさらに上を目指しましたが、視界も悪くなり弥山周辺は
  ガスで見えず、また、風でトレースが消される恐れもあったので、
     ここで引き返すことにしました。

5b3d454b.jpg

 
 
 
はじめの計画どおり、きょうは登れるところまでとし主に樹氷を見ることを
 
目的としていたので、一応目的も達成でき満足の山行となりました。
 
次回、大山は条件が合えば、山頂までの登攀と思っています。
 
気象条件がうまく合いますよう、いまから神頼みをしておきましょう。

(^^)/
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

大木に海老のしっぽ

京羅木山縦走でのワンショット。
 
29e50c11.jpg

 
きょうはいつもの近郊の山、京羅木山でスノーハイクをしてきたのですが大木に発生した海老のしっぽ(?)が妙に綺麗。ついつい
ワンショットしてしまいました。
 
 
 
 
 
 

毛無山(1218m)-白馬山(1050m) 縦走 Feb.8.2011(Tue)

今冬に是非ともクリアーしたかった毛無山~白馬山縦走を
きょうは報告します。
 
今回の縦走では避難小屋の気温が二度、真冬のような寒さではありませんが
毛無山山頂では風も吹いてかなり寒く感じました。
 
途中、かなりの雪庇もあり、トレースに忠実にしたがって無事通過することもできました。
 
日曜日は多くの登山者がこられたようで、トレースがしっかりと
付いています。

冬の縦走がはじめてのわたしたちも、それでかなり助かりました。
 
 
 
 
     雪は硬く歩きやすい状況です。
18d21dcc.jpg

 
 
 
     
     杉林の中は、小枝が雪の重みでかなり折れていました。

b9c091a6.jpg

 
 
 
 
     樹林を抜けると尾根に取り付くまで急登します。
     小枝がかなり落ちていますね。

ae4f3c04.jpg

 
 
 
 
 トレース上は、しっかりアイゼンも雪にくいつきましたが、トレースを
     はずれと5~60cmぐらい抜けることもありました。

d1e022d9.jpg

 
 
 
 
 尾根に取り付いて、期待の樹氷?のワンショットと思ったのですが・・・

614e8563.jpg

 
 
 
 
   これは去年の2月7日の樹氷です。
  どうですか去年と今年の違いは・・・

e8ec4188.jpg

 
 
     
 
     樹氷のない樹林をぬけて避難小屋に到着です。

be51d704.jpg

 
 
 
 
          気温は2度。小屋で小休止して頂上へ。

37cbe719.jpg

 
 
     
 
     積雪によってかなりの斜度を登ります。

2df54742.jpg

 
 
 
 
   風がかなりの冷たく感じたもので、気づいたらなんとなくアラブ風
   コスチューム?になってしまいました。

cea92af7.jpg

 
 
 
 
     西毛無山の風景。 中央にトレースが・・・・

ea6b88c2.jpg

 
 
 
 
     望遠で覗くと右から中央へトレースが見えます。

93c072c3.jpg

 
 
 
 
     頂上から田浪集落方向。

e4432519.jpg

 

 
     
         白馬方面への稜線。雪庇があり踏み抜かないよう注意です。

a7a4ccaa.jpg

 
 
 
 
     カタクリ広場から毛無山方向です。

e1cd7c51.jpg

 
 
 
 
     カタクリの広場 春には綺麗なカタクリの花が咲きます。

b5023714.jpg

 
 
 
 
     カタクリ広場から毛無山山頂。

afbaa916.jpg

 
 
 
 
     毛無山から約1時間 白馬山山頂です。 
     ここで昼食にしました。 そして ここから下山します

774e2e06.jpg

 
 
 
 
 きょうの昼食は前回にくらべ質素、カップめんとすし、おにぎりでした。

5aa8c7bc.jpg

 
 
 
 
   昼食後、トレースをたどって下山開始。 稜線を歩きます。

a0f61c36.jpg

 
 
 
 
     夏道であることを確認しながら下山しました。

9d378548.jpg

 
 
 
 
   見覚えのある稜線と、その夏道をイメージしトレースと照合しながら
   歩きました。

63c7fe1a.jpg

 
 
 
 
     下山途中から見えた田浪集落です。

108f638e.jpg

 
 
下山するにつれ樹林帯に入りましたので、画像はここで終了です。
 
 
 
 
積雪期の道は、夏道を正確にたどっているわけでもないので、すべてを
信じるわけにもいかないこともあります。
 
ときには冷静に夏道のイメージを再確認する必要があると思います。
そのため、冬山を登るまえに何度か夏山を登っておく必要がありますね。
 
それが冬山を安全に楽しく登れるコツだと思いました。(^^)/
 
 
 
 
 
 
 
 
 

烏帽子山(1225m) 比婆山連峰 Feb.6.2011 (Sun)

今回は烏帽子山(1225m)の雪山山行を報告します。
春先のような晴天の中、雪もすこし少なくなっているような気もしましたが
それでも1mもしくはそれ以上の積雪があり、十分に雪山山行が楽しめました。
 
トレースも深く刻まれており、それだけ人気の山であることがよく分かります。
さらに、日曜日のためスキー客も多く駐車場も満車の状態で、我々がいつも
止める場所から離れたところに止めるような状況でした。
 
ここは、雪質もよく人気のあるスキー場なんですね。
みなさん楽しんでいらっしゃいました。
 
 
     
  メインのスキー場に続く駐車場ですが、ここもかなり車がありました。
d0886fb6.jpg

 
 
 
 
   わたしたちはスキー場隣の登山道から、烏帽子山に向いました。
f08a8e52.jpg

 
 
 
  ほどなくして雪中訓練をしているパーティに出会いました。
  わたしたちもこのような訓練をする必要があるなぁと思いました。
005a9b3c.jpg

 
 
 
  トレースがしっかりと付いた道を歩きます。わたしたちはつぼ足で
  歩きましたが、スノーシューのあとが多く見られました。

bb4dfe61.jpg

 
 
 
   樹氷を期待したのですが、気温が高いためか無理でしたね。
   そして、見ようによっては大きな動物が木に登っているような・・・
e41315aa.jpg

 
 
 
     出雲峠近くの避難小屋では屋根にこんな雪が・・・
672dadec.jpg

 
 
 
     雪洞? かまくら? 木の根にかぶさった雪でした。
4792f565.jpg

 
 
 
  出雲峠、ここから檜の樹林帯に入ります。 たくさんのトレースです。
2643bfe5.jpg

 
 
 
     樹林帯に入ります。 すこし薄暗くなりますね。
769a0bae.jpg

 
 
 
     まだ、雪質は少し硬めでつぼ足で歩行できました。
9e5d3f67.jpg

 
 
 
  樹氷を期待したのですが、時々この雪がドサっと落ちてびっくりです。
529b0bb4.jpg

 
 
 
     天気もよく、青空が映えました。
bbbc098a.jpg

 
 
 
    急登です。 ここは夏道から離れた直登場所です。 
        注意をしないと木の根の周辺では腰まで埋まる穴に落ちます。
01ce1236.jpg

 
 
 
     ようやく頂上に近づき、勾配も緩やかになってきました。
b9ca4e51.jpg

 
 
 
     頂上に向う雪原には多くのトレースがありました。
8509c9cf.jpg

 
 
 
  頂上周辺には何組かのパーティーの姿が・・・ 積雪は1m以上です。
10fc45f0.jpg

 
 
 
   雪庇。 御陵へ向うにはこの雪庇の向こう側から鞍部に下ります。
f6179dc2.jpg

 
 
 
     頂上から吾妻山方向。 すこし見難いですね。
     頂上では冷たい風が吹いていました。
c9d5a487.jpg

 
 
 
   毛無山(1144m)、伊良谷山(1149m)、牛曳山(1140m)方面。
9545ac27.jpg

 
 
 
時間の関係もあり、今回はここから引き返したのです。
頂上の風は冷たく、寒くなってきたので軽く補食し、下山して避難小屋で
昼食をとることにしました。
 
下山の時はワカンを装着し、好きなルートで降りることができたので
結構楽しめました。
 
 
 
 
 
   避難小屋での昼食は・・・・煮込みうどん&おにぎり
    鶏肉、野菜、かまぼこ、えのき、たまご等を入れて煮込みました。
9670154e.jpg

 
 
   ふぅー ふぅー 吹きながらの食事はとってもおいしかったです。
43e763d9.jpg

 
 
 
 
 
 
 

プロフィール

Uncle Ed

夫婦で登山しています。
相方はNancy。
歳相応の軟弱登山を
楽しんでいます。




メッセージ

名前
メール
本文
読者登録
LINE読者登録QRコード
アーカイブ