表題については、単純にいまの心境を綴っただけで、いつもイラついている
私ではないことはご理解くださいね(笑)
いつもは山の話と画像をセットでブログに書いていますが、きょうの心境は
さほど楽しいことではなく、いまの心境をざっと書きますので画像はありません。
ですので、あまり構えずに、私の単なる老婆心として聞き流してもらって結構です。

今、日本のニュースでは、新型コロナウイルスのことでとても騒がれていますが、
東京は今週末から、さらなる不要不急の外出を控えるようにと都知事から自粛要請が
出され、近隣の県はそれに協力するため、東京への不要不急の外出を控えるようにと、
各県民にも自粛要請が出されていましたね。協力して都道府県がこのような対応するのは
珍しいことですが、とてもすばらしいことだと思いました。
日に日に、コロナウイルスのキャリアが増え、そして感染の原因が徐々に明確になって
来ている今だからこそ、都道府県の対応に変化が出てくるのは当たり前の気がします。

ところが、近頃になってニュースを見ながら疑問に感じるのは、本当に自粛要請が
功を奏しているのかと思うようになってきたことです。3/20~3/22の自粛要請の時は
それなりの功を奏していたとマスコミは言いましたが、自粛要請が解かれたあと、花見に
大勢の人が出かけたり、また、欧州、アメリカなどからの入国審査のミスや、強制力の
ない自粛ゆえに、勝手な行動でコロナに罹患していることが後で分かったと、なにか
後手の対応が目立ち始めた気がしてきたのです。

お昼からの番組もコロナ一色のようなことばかり、結論は難しいとは思いますが、
視聴者が納得できる、国や県の対応には少し遠い話ばかりで、どこまで個人の自主性に
任せるのかと思いたくなるようなことばかりでした。

今朝の新聞に、不要不急の外出や集会に罰則を設ける欧米とは違い、「若者の意識が
鍵になる」とのこと、????? これが疑問なんですね!! なぜ疑問かっていうと
たとえば、東京の学生のインタビューで「友達と夜中まで遊ぶつもり、若いと重症化しないから」
とか、山陽側からの一家、関東からのカップル、東北からのグループがなぜ山陰に旅行に
来ているのかというインタビューで、「まだ発症者がいなく安心だからと」えぇぇぇ・・・と
思わざる得ない発言でしたね。山陰両県の知事も、不要不急の外出は自粛するようにと
いっているのにです。

幸いに表だった発症者はいませんが、私は、キャリアは必ずいるはずでまだ発症していない
だけ、いつ発症してもおかしくない状況と思っているのです。私はこの若者たちが
すべて悪いとは思っていません。そうしようと思うことも分かります。
子供たちを広いところで遊ばせてあげたい気持ちも分かります。しかし、人の移動というものは、
いつの間にか人と人との接触が意識しないところで起き、誰がキャリアで、誰が発症者かが
分からいとき、自分の身を守らなくてはいけないのは、自分だけだということを理解してほしい
と思うんですね。欧米では、コロナ感染で若い人がすでに亡くなっています。若いからと安心しないでと警鐘を鳴らしています。だから「若者の意識が鍵になる」というのはこういうことでしょうね。

危機意識と危機管理というのは、ある程度その物事を体験したことから学べることが多いと
思います。台風や大雨、地震、津波などの自然災害等は、一年中どこかで起きているので
経験された方々はそれなりの危機意識はあると思います。しかしこの度のコロナウイルスの
見えない危機には、風邪やインフルの意識は皆さんにもあると思いますが、サーズ、マーズは
別としても、新型コロナウイルスは今も分かりにくいものだけに危機意識に欠けることが
あるのでしょうね。特に若い人は掛かりにくいということに洗脳されているので。

でも、私のような持病もちの年寄りは違いますよ(笑)。 絶えず周りを見回し、具合
悪い人はいないか、病院行くときはマスク(このごろなかなか手に入りません)
人込みには行かないとかと絶えず気にしています。だれもいない山にはもちろん行きますが(笑)
でも、のどがおかしいとか、クシャミがでるとか、熱はないかとか少しストレスが
溜まることもありますが、まあまあなんとか持ちこたえてはいるのです。

ただ、もう少し年寄りが安心できるようにしてほしいことは、これからの危機に対して
県や国全体がこのウイルスに対して、さらにどのような方法で対処していくのかを
もっと具体的な方針を、はやく明確に示してもらえることを期待しているのです。

それでなくとも、世代的に危機意識の薄い若者たちをも含め、安全にコロナウイルスから
の感染拡大を防ぐにはどうすればいいのか考えたら、やむを得ずも欧米のような罰則を
設けて、強制的な外出や集会等の禁止を早めに実施することも大事なような気がします。
このようなことを言えば反対する人はいると思います。でも、若者の命も大事、そして
我々のような年寄りの命も大事、それらの命を天秤にかけるのでなく、全体の命を
守るにはどうするか、と考えれば人を動かさないことが一番大事なような気がします。
強制的にすれば、不要不急の外出もあえてする必要がないことが分かると思います。
自粛要請だから人は迷うのです。人は絶えず自分に甘いです。強制的に管理されれば
それなりに楽になると思うのですが・・・ただし、期間は設けるべきでしょう。
そのようなことを考え、時々いら立ちながらもニュースを見ている昨今です(笑)

最後に、心治まるよう、春の大山を見てみましょう。雪もだいぶ少なくなりました♪
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高清水高原より