もう雪が降らない平地では春のような陽気、里山の様子も気になって京羅木山に
登ってきました。車で20分の距離で市内を歩くより気持ちがリフレッシュできます。
いつものようにおちらと村から登ります。おちらととは方言で「おっちらと」・・
まあ、「のんびりと」や「ゆっくりと」「ぼちぼちと」という意味合いの言葉です。
そう慌てないでということですね。


山行距離は約6.5km 時間は3時間40分(山頂での食事休憩も含む)のんびりとした山行
でした。なんせ日が照り春山です。急ぐ必要がありませんでした(笑)

京羅木山~峠茶~おちらと村
京羅木山山頂に到着後、普段はピストンして同じルートで下山ですが、きょうは足を
伸ばして一周することにしたのです。

右の建物は、おちらと村の施設ですが、水車小屋があったり売店やソバを食べさせる
店もあります。ここは、皆さんが集まって木工細工をする人たちの作業場もあります。
この道を真っすぐ進みます。帰りはNancyがいる先の右側から戻ってきます。

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ここから登山道に入ります。
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約30分で金毘羅宮に到着、毛利氏が尼子氏を攻めたときに武運を祈って寄進を
したと言われています。

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秋には綺麗な紅葉で囲まれる金毘羅宮です。
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金毘羅宮の脇から登って稜線にでました。ちょっと車のわだちがありますが
気にしないでください(笑)時々近所の人たちが山の掃除などでこの道を通ります。
みなさんボランティアで、山登る我々にはとても有難い存在の人たちです。

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日が差す登山道は春のようです。
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山頂に向けて最後の登りとなる階段手前の休憩場所から大山をショット。
山頂の雪も少しづつ融けている様子が伺えます。

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階段脇には、多少の雪が残っていました。例年はもっと残っているはずですが・・
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山頂から我々の住む街並みが良く見えていました。ここで昼食をとりました。
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ここは尼子氏の富田城です。山城ですがここの築城技術は城郭考古学者の
千田氏も誉めていたほどに巧みに配置されて山城だといわれてました。

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毛利氏は尼子を攻めるときには、この京羅木山の支尾根に出城を築き、富田城の
動きを監視していたと伝えられています。やはり策略家ですね😢


ここでさらに小休止。
じつは今日の当地の山陰中央新報に、興味あるコラムがありましたのでその記事を
載せてみました。Page Life 令和元年二月二十四日 山陰中央新報より

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この土のにおいは、登山するものには身近に体感していることと思ったのです。
土のにおい、木々のにおい、また、花の香り、葉の香り、枝の香り等々。
特に春先になれば一層濃く感じるのがこのにおいだと思いました。
紅葉を楽しんだあと、落ち葉を踏みながら腐葉土になる前の登山道のにおい、
そして雪の重さに耐えた土が春の日に照らされ、土の微生物が活性化する時の
においは、人間をも開放的にする作用があるような気がします。
ただ、このにおいは花の香りのような品はないかもしれません。むしろ、自然と
交わった人間が、生かされていることに気づかされるにおいかも知れませんね。

寄り道をしましたが、先に進みましょう。
春の山道で、土の上を歩くのは登山をする者の特権と思っていつも歩いています(笑)
土の柔らかさが心地よいことを忘れている人が多い気します。

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広瀬乗越の分岐。ここを右に曲がります。

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京都嵐山の竹林を歩くならここを歩きましょう。規模は大きいし怖いくらいに静か! 
季節のタケノコは取り放題(笑)恵まれていますね!。

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カタバミ 一輪しか咲いていませんでしたが早いですね♪

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どうですか、この竹林道。ボランティアが綺麗にしてくれています。
ただ竹に手は掛けていません。雪で折れたものは片づけてくれています。
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河津桜が綺麗に咲いていました。
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この道を進んで左に曲がればおちらと村に到着です。
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我々の車の周りにも、車がありましたがもう帰ったようです。
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きょうは一日晴れ、山頂の気温も14℃ぐらいで山行には過ごし安い気温
「おっちらと」に相応しい山行に満足した一日でした^^/