山行二人 よもやま話

横丁の角を曲がれば旅人。このフレーズが好きな人間です。

2018年10月

広島県民の森 池ノ段の紅葉  Oct.21, 2018

もう、そろそろ低山にも紅葉季節が来たのではないかと、広島県民の森へ
出かけてみました。

コースは以下の通りです。

0233f111.jpg




毛無山方面は、まだ紅葉も盛りではないようですが・・・

6b2dd0cf.jpg




展望園地から牛曳山方面。

bcaeea15.jpg




登山道脇の紅葉も、本格的ではないような・・・( ;∀;)

ebcd54d2.jpg




ときどき、このような色合いにほっとしながら歩いています(笑)

d7bfa27f.jpg




立烏帽子山の駐車場に到着。きょうは日曜日ということもあって
沢山の車と、大勢の登山客でいっぱいでした。

64c896b1.jpg




先行している団体さんのあとから、立烏帽子山の山頂に立ち池ノ段方向を
ワンショット。

325d6bc6.jpg





わずかにリンドウの花が・・・

6c91e440.jpg




ホツツジの紅葉

dfa78637.jpg




池ノ段へ登る大勢の登山者。

e7afab31.jpg




池ノ段に登る途中から立烏帽子の全景。

2aeb80a2.jpg




池ノ段の先端にも登山者がいました。

599f4862.jpg




マユミの実?

d826b6fb.jpg




御陵と吾妻山が見られる山頂には、大勢の登山者でいっぱい。
食事する場所を探すのも少し手間取りましたが、無事食事も完了。
その後はここを下山して、越原峠から公園センターへと帰りました。

0f11edf3.jpg




約4時間半で無事に公園センターに到着、天気も良く日曜日ということもあって、
冬のスキーシーズン以来の混雑ぶりに驚きましたが、考えることは皆おなじで
この季節を、もう少し楽しみたいと思う我々でした♪

45843383.jpg

























久しぶりの遠征 北八ヶ岳 Oct.14~17, 2018

六月の九重遠征以来、体調不良もあってなかなか思うような登山が
できませんでしたが、気をとり直しやっと八ヶ岳への遠征が叶うことが
できました。

とにかく今年の夏の気温は異常に高く、鈍った体をもとに戻すにも
一苦労ありましたが、やっと遠征できるほどの体力復活にほっとしています。

ただ、天候不順で一度立てた計画の見直しを余儀なくされ、大幅な目的地
変更などで、我々の思いもパーフェクトではなかったのですが、それ以上に
楽しい思い出に遭遇し、我々にとって今回の遠征で最高の収穫になりました(笑)



まずコースは渋の湯の登山口から東、西天狗岳を目指すことにしました。

a27a22b4.jpg



昨年、南八ヶ岳の赤岳を登り、翌日は白駒荘からニュウ経由で天狗岳に向かう
予定でしたが疲労のためリタイヤ、近くの丸山を登って帰ってます。

そのため、今年の遠征計画の中から、天候が悪くはなかった天狗岳を選び
再挑戦したということなんです。

ところがです・・・天気予報は嘘をつきました(笑)

たしかに14日の移動日は天気が良かったです。なにも移動日の天気など
どうでもいいですね。むしろ熱いくらいでしたが・・・

ただ、登山日15日は曇り時々晴れの予報に、我々は大いに期待していたのです。



ここは登山口入り口にある渋御殿湯。

4a6adad1.jpg


武田信玄が湯治にきた温泉ということで、硫黄の香りの強い温泉で
効用がありそうな温泉でした。



ここにはバス停もあってそのバスを使う登山者も多いようです。



9a0857b2.jpg




宿泊施設から5分ほどに登山届を提出する場所がありました。
前方の橋を渡って登山開始です。

7216a840.jpg


天気は薄曇り、まぁ、いっかとの思いです(笑)


    予想はしていましたが、こんな登りが続くと思うと憂鬱(笑)
    雨が降らないようにと願っていました・・・

967f7599.jpg





ときには、このような平坦な道も・・・でも、わずかです。

08e74ada.jpg




左が天狗岳、中山峠方面。 右が八方、唐沢鉱泉方面の分岐です。
まだ、まだゴーロの道を登らなけれなりません(;^_^A
我々は左に進みます。

512b390f.jpg




見てください、見てください、雨。時々白いものがひらひらと。
ここに到着する前から小雨がぱらつき、レインの上だけを着て、
小屋に到着したのですが、天気予報は一時期は日も差すようなことを
いっていたのにと少し腹立ちもありました(笑)

79461f20.jpg


この付近は約2400mの標高、この時期雪が降ってもおかしくない天候とは
知りつつも、なんできょうなのと嘆くことはいけないことでしょうかね( ;∀;)

でも、嘆くことばかりではなくこのあとには本当に楽しいこともあったのです。


この画像は二日目に天狗山頂から下山したときに撮ったもので、職員が
すでに掃除を済ませたあとでしたが・・・

b16e235c.jpg





きのうここに濡れながら入ったのが昼前ごろ、雨も降ってるし少し寒く
とりあえずは昼食をと奥の座敷で食事することにしました。ここは宿泊する
人だけが利用できる食堂らしく、我々は今晩宿泊予定を連絡していたので
この座敷を利用することができ、カレーライス注文。

2a6b1064.jpg



雨で休憩している人たちは、下の画像のところで寛ぎながら、食事をしたり
お菓子を食べたりと思い思いに過ごされていました。
その人たちは、ここを通過点として利用されていたので、休んだあとは
また、雨の中を下山されていきました。


下の画像は二日目にデポした荷物を整理し、自前のコーヒーとここのケーキを
食べて一息入れているところですが・・・きのうの午後に皆さんが下山された
あと、どうも残っていたのは我々だけのようで少し寂しくもありました。そして
丸テーブルの中にあるストーブで暖を取りながらきょうの行動をどうするか
考えていたのです。

21c37b0e.jpg



しばらくすると二人の若い女性が入室してきました。そとはやはり雨、
外は寒そうで、お二人にどうぞ温まりなさいとお誘いすると、ちょうど
昼食をするようで、お二人はストーブを囲み昼食を摂り始めました。

このような時というのは、意外と気軽に話せるものですね。
どこからどこへ行かれるのか、どちらから来られたのか、
また、天候の状況でどうしようか等々、この状況の中での登山者の心理には
皆おなじように悩むことがよくわかりますね。

結局、彼女らは麦草峠から来て、今夜の宿泊はオーレンでと予定をして
いたらしいのですが、この雨の中、オーレンまで行く気力が萎えてきたと
言われ、休みも明日までなので、無理もできないなぁ~と悩んでました。

話が我々のことになって、どちらから来たのかと尋ねられたので、島根!!と
いうと大きくのけぞって後ろに倒れこむではありませんか。おいおい少し
オーバーではと思いつつも、どうも遠方ご苦労さまとでも言いたげに笑って
いました。お二人はどうも神奈川県の川崎からのようで、それこそ中央道を
使えば、2、3時間で来るのかな。休憩含め8時間半から9時間かけて来た我々に
驚くことも無理はないかもしれません。でも、驚いたということは、仮にも
どこに島根があるかを知っていたということで、この後では島根ってどこ??と
いうお嬢さん?? 通称やまんばさんにも今回お会いしましたよ(笑)

女性お二人は結局、下山を決意、ピストンして麦草に戻ると言われました。
この雨で少々心配をしましたが、危険な箇所もなさそうなので、無理に
オーレンに行くよりも安心だと言われ我々も無事を祈りながら見送ったのです。

さあ、今度、我々はどうするか?? 思案橋ブルース??いや思案のしどころです。
ほんとうは、きょう天狗を登ってこのヒュッテに夕方入る予定が、このまま
ここで待機しててもいいものかと、悩みはじめていたころです。

そうする中で、またまた来客が・・別に我々の客ではなく、ヒュッテの客ですが。
男性4名のパーティでした。年齢はというと我々と同じぐらいのグループで
紳士的な方々。年上の方も見られましたが皆お元気そう。

その方たちはというと入室と同時に宿泊手続きをはじめ、今夜はここに
宿泊する予定のようでした。

一段落したあとに皆さんは、我々と同じテーブルで暖をとり、それぞれ
寛ぎはじめたのですが、こういう場というのは全くの見ず知らずでも同じ
目的をもつもの同士の連帯感のようなものがあって黙っているわけには
いきませんね。別に喧嘩を売るわけではないですよ(笑)
話の内容に興味があればそれに参加するほうが、お互い打ち解けられますね。

一番気になるところでは、どのコースでどこへ行かれるのか、天候はどうでしたか
等々の情報を教えたり聞いたりと一通りこと聞けば、どちらから来られたかなど
ありきたりの質問になるのですが、その4名は北海道の大学の先輩、後輩の
パーティとのことで珍しい編成だなとふと思ったのでした。
もとは山岳スキー部の先輩・後輩の方々のようでOB会の連絡網の中で
いろいろな計画を作りそれに合わせて参加されているようでした。

そのため、今のバックカントリーのはしりのようなクラブであって
山スキーのだいご味等色々話を聞かせて頂き、その中には冗談も沢山あって
年取ってもこうありたいという気持ちになりました。我々も本当はもう
いい年なのですが(古希過ぎてます)まだ、まだ先輩がいることにほっと
することがありました(笑)

ちなみに北海道の大学と言われてましたが、皆さん北大の卒業生でした。

ところで、しばらくすると男性2名のパーティーと、女性2名のパーティー
さらにはご夫婦のパーティーが1組と増えてきて総勢10名の人々があの小さな
丸いテーブルを囲み談笑するようになったのです。

男性パーティーのひとりから島根県から来られた方はと、いきなり言われ
私ですがと答えると、私の先祖は安来市出身ですと言われ、きょうここに
立ち寄った2人の女性の一人から今小屋に島根から来ている人がいると
言われたとのこと。2人は麦草峠から来たようで途中でその女性と出会って
その話を聞いたらしいのです。ああ、後ろにのけぞって驚いた女性だとわかり
とても可笑しくなりました。

やはりきょう天狗に登る予定の人々ばかりでしたが、天候も悪くなり雪も
降っていては登る気も失せます。むしろ皆さんも談笑しているほうが良くなっている
ようで、山頂に登った達成感もいいけどワイワイと談笑したことで、別な達成感も
味わえたと皆さんがおっしゃり満足した半日を過ごすことができました。

そうそう島根はどこ??と言われたやまんばさんの話。
やまんばさんはソロでテン泊するような女性、今回一緒に来られた方は
やまんばさんのような活動的ではないようですが、やまんばさんは
面倒みのよい女性のようでいろいろアドバイスをしながら同行して
いるようでした。「やまんば」さんと名付けたのは北大のOBの1人でした。
活動的な話を聞いていてその場の愛嬌でそう名付けていました(笑)

そのやまんばさんの話でしたが、ある山の避難小屋でのこと
1人の女性と同宿したとき、その女性はザックを担ぎ、水の入ったビニール袋と
パンの入ったビニール袋を片方づつ手にもって、小屋に入ってきたようです。
山もその様子で登ってきたようです。
何かと1人では不安がっていたところに、たまたまその女性が来たので安心すると
同時に大丈夫?この人と・・・など少し年配の感じもしたので心配もしたらしい
のです。

北大のOBさんの一人がその人は食事はどうするの?と聞くと
両手でもったビニール袋から水とパンを食べると・・・片方の手をもう片方の
手にもっているビニール袋に入れて食べたり飲んだりする。
つまり、持ったビニール袋は絶対手から離さずに器用に食事をしていたとのこと。
そのときは皆、感心するのと同時に大笑いになりました。

そして話は続きました。自分は避難小屋にテントを張って寒さをしのごうと
したそうです。しかし、相手の女性はテントの用意もなかったようで、「どうぞ
テントの中に」と誘ったそうです。ところが相手の女性は、「いや、大丈夫です。
毎日のように登ってますから」と言われ、「背中に新聞紙がたくさん入っていますので」と言われ、それを見て驚いたとのこと。まさしくあの人が「やまんば」だと
その可愛い「やまんば」さんが言って大笑いでした。願わくば島根県の所在も
きっちり分かって頂けるとありがたいですよ。可愛いい「やまんば」さん!!

ご先祖さまが安来出身の男性と、もう1人の男性は現在は相模原と町田とに
住んでいると言われてましたが、お互いにツアーで知り合ったようでとにかく
山行回数は我々とはくらべものにならないぐらいに多く、二人のパワーに
圧倒されました。こういう山仲間もいいですね。

そして、もう一組のご夫婦はご主人がかなり山をされているようですが
奥様はまだビギナーとか。それでもご主人が我々の話に参加されているときに
とにかく可笑しいときは一緒に笑い、皆さんと盛り上がっていたのを見て
良かったと思いました。

やまんばさんと北大のOBの話のなかで布施明の「霧の摩周湖」の話が出たり
話がはずんで時を忘れたとき、すこし天気回復して西の空が綺麗いな夕焼けに
染まり、その夕焼けを見て口ずさむ歌がスパイダースの「夕日が泣いている」
だったりと、昭和まっさかりの時代に生きた年代の人々が偶然にもたまたま
黒百合ヒュッテでのお会いできたのも、一期一会なのかもしれませんね。



さてさて翌朝は5時半に朝食、7時ごろに小屋を出発、中山峠から
天狗へと向かいました。


54f140bf.jpg




ゴーロを乗り越えて天狗が見えるようになりました。

b3f4be84.jpg




すこし霞んでみえますが北アルプスです。

fe489c84.jpg




山頂に到着。赤岳 中岳 阿弥陀岳が良く見えてました。

5470a7a5.jpg




右は甲斐駒ケ岳かな? 富士は見えなかった。

7e9bd8e1.jpg




きょうは東天狗岳で終了。

8bf9c505.jpg




こちらは西天狗岳。

02927a9b.jpg


午後からは北八ヶ岳ロープウエイで北横岳まで行くつもりなので
西天狗岳は止めにしました。

今回は山小屋での楽しい思いを満喫した山行になりました。
テン泊もよし、また小屋泊まりの醍醐味をまた味わえるのも山登りの
楽しみですね。


























































プロフィール

Uncle Ed

夫婦で登山しています。
相方はNancy。
歳相応の軟弱登山を
楽しんでいます。




メッセージ

名前
メール
本文
読者登録
LINE読者登録QRコード
アーカイブ