ガスのかかった北岳山頂より、夕食に間に合うよう無事下山した我々は、早速二階の部屋に戻り
荷物の整理、幅広の敷布団三枚に今日は四人で使用となっていました。
係りの人の話では、昨日は土曜日とあってもっと手狭であったと説明を受け我々も納得、
荷物と布団を整理したあとに外に出たり、団欒室で休んだりと夕食までの時間を過ごしました。
夕食後は、就寝時間まで正直時間を持て余しましたが、今夜は結構暑く、横になっても眠れず
また疲れているはずの肉体でも、精神がむしろ高ぶっているせいか、夜明けまでうつらうつらで
過ごすことになりました。
翌朝は、5時の朝食を予約、早めの出発を予定しました・・・
その前に今の時期、北岳は花の山、その画像をお見せしましょうね。
シモツケソウ
タカネオトギリ
タカネグンナイフウロ
キタダケトリカブト
クララ
タカネナデシコ
マルバダケブキ
チシマギキョウ
イブキジャコウソウ
イワベンケイ
シコタンソウ
ミヤママンネングサ
シラネヒゴダイ
トウヤクリンドウ
ハハコヨモギ
タカネシオガマ
まだ、まだたくさんの花が咲いていましたが、撮り切れずここまででした。
画像がボツなったのもありましたが(笑)
さて、5時の朝食を済ませ出発準備完了後に写した早朝の小屋。
これから間ノ岳に行かれる方もいらっしゃるでしょう。 ただし午後の天候が気になります。
午後には天候が崩れる予報が出ていました。
北岳に登ったら一番に見たかった風景! 富士山。
生憎山頂には雲がかかってましたが、それでも富士山の容姿は見事でしたね。
広重の世界です♪ やはり眺める山と思っている私です(笑)
少し下山した場所からのショット。
草すべりコースに降りる分岐。 白根御池小屋を目指します。
御池が見えてきました。
まだ、あたらしい白根御池小屋。
我々はここまで2時間20分(休憩含め) 我々の標準タイム(笑)
まず、ここで飲んだ熱いコーヒーとソフトクリームがおいしかったこと。
そして、無料のアルプス水。 蛇口を捻れば出る水が天然のアルプス水とのこと。
本当に美味しい水でしたよ♪
今まで持っていたプラティパスやペットボトルの水を捨てて、ここで入れ替えて
出発です。
ガレの道を下ります。 画像の下部に人影が見えますがこの方たちは四国からの
グループ。 我々より少し年齢の上の方々と思いますがロータリークラブの山岳同好会のようで
ワイワイガヤガヤと歩いていました。
休憩時にはいろいろ話し、とにかく登りや下りでは抜かれることばかりでしたと話されて、
我々も同じですと共感して笑いました。 それでも彼らは間ノ岳まで行ってピストンしてます。
彼らの歩き方は、本当にゆっくりと慎重でこのガレで足を取られることもなく降りていくのを見て
我々も彼らを見習って歩いていきました。 でも、その前に私は、足を取られてしりもち。
左手肘に擦過傷。 だから彼らの言葉には重みがありましたね(笑)
やっと、大樺沢コースとの分岐に。
分岐から20分ほどで広河原山荘に到着。 肩の小屋から4時間30分(休憩含め)
おととい土曜日の御客数120%が嘘のような静寂に包まれていました。
真正面中央の緑色の小さなテントが我が家。 周りにあったテントも撤収されていました。
テント撤収してバス停に向かう途中の吊り橋からテン場の風景。 閑散とした風景が寂しげ。
吊り橋を渡り切って右に曲がればバス停があります。
帰りはバス時刻の関係もあり、乗り合いタクシーで市営駐車場まで行きました。
九人乗りの箱バンの料金は、バス代より100円少々高いぐらいで乗り心地は
バスよりグッド。
バス停でもロータリークラブの面々とお話しすると、このまま帰郷される方もいれば
身延山の方で今度はゴルフをされるメンバーもいるとか。 みなさんお元気(笑)
また、西赤石山でお会いすることがあるかも知れないことを挨拶がわりに
お別れしたのです。
今回は、今日まで天気に恵まれ最高の山行ができました。
予想以上に厳しい山でしたがある種の自信がついたような気がします。
あくまでも気持ちだけで体力的にはどうかわかりませんがね(笑)