山行二人 よもやま話

横丁の角を曲がれば旅人。このフレーズが好きな人間です。

2016年08月

北岳 花・下山 Aug. 1, 2016

ガスのかかった北岳山頂より、夕食に間に合うよう無事下山した我々は、早速二階の部屋に戻り
荷物の整理、幅広の敷布団三枚に今日は四人で使用となっていました。
係りの人の話では、昨日は土曜日とあってもっと手狭であったと説明を受け我々も納得、
荷物と布団を整理したあとに外に出たり、団欒室で休んだりと夕食までの時間を過ごしました。

夕食後は、就寝時間まで正直時間を持て余しましたが、今夜は結構暑く、横になっても眠れず
また疲れているはずの肉体でも、精神がむしろ高ぶっているせいか、夜明けまでうつらうつらで
過ごすことになりました。

翌朝は、5時の朝食を予約、早めの出発を予定しました・・・



その前に今の時期、北岳は花の山、その画像をお見せしましょうね。



シモツケソウ

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タカネオトギリ

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タカネグンナイフウロ

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キタダケトリカブト

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クララ

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タカネナデシコ

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マルバダケブキ

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チシマギキョウ

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イブキジャコウソウ

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イワベンケイ

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シコタンソウ

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ミヤママンネングサ

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シラネヒゴダイ

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トウヤクリンドウ

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ハハコヨモギ

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タカネシオガマ

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まだ、まだたくさんの花が咲いていましたが、撮り切れずここまででした。
画像がボツなったのもありましたが(笑)




さて、5時の朝食を済ませ出発準備完了後に写した早朝の小屋。
これから間ノ岳に行かれる方もいらっしゃるでしょう。 ただし午後の天候が気になります。
午後には天候が崩れる予報が出ていました。

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北岳に登ったら一番に見たかった風景! 富士山。
生憎山頂には雲がかかってましたが、それでも富士山の容姿は見事でしたね。 
広重の世界です♪ やはり眺める山と思っている私です(笑)

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少し下山した場所からのショット。

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草すべりコースに降りる分岐。 白根御池小屋を目指します。

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御池が見えてきました。 

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まだ、あたらしい白根御池小屋。

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我々はここまで2時間20分(休憩含め) 我々の標準タイム(笑)
まず、ここで飲んだ熱いコーヒーとソフトクリームがおいしかったこと。
そして、無料のアルプス水。 蛇口を捻れば出る水が天然のアルプス水とのこと。
本当に美味しい水でしたよ♪

今まで持っていたプラティパスやペットボトルの水を捨てて、ここで入れ替えて
出発です。




ガレの道を下ります。 画像の下部に人影が見えますがこの方たちは四国からの
グループ。 我々より少し年齢の上の方々と思いますがロータリークラブの山岳同好会のようで
ワイワイガヤガヤと歩いていました。 

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休憩時にはいろいろ話し、とにかく登りや下りでは抜かれることばかりでしたと話されて、
我々も同じですと共感して笑いました。 それでも彼らは間ノ岳まで行ってピストンしてます。
彼らの歩き方は、本当にゆっくりと慎重でこのガレで足を取られることもなく降りていくのを見て
我々も彼らを見習って歩いていきました。 でも、その前に私は、足を取られてしりもち。
左手肘に擦過傷。 だから彼らの言葉には重みがありましたね(笑)




やっと、大樺沢コースとの分岐に。

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分岐から20分ほどで広河原山荘に到着。 肩の小屋から4時間30分(休憩含め)
おととい土曜日の御客数120%が嘘のような静寂に包まれていました。

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真正面中央の緑色の小さなテントが我が家。 周りにあったテントも撤収されていました。

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テント撤収してバス停に向かう途中の吊り橋からテン場の風景。 閑散とした風景が寂しげ。

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吊り橋を渡り切って右に曲がればバス停があります。

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帰りはバス時刻の関係もあり、乗り合いタクシーで市営駐車場まで行きました。
九人乗りの箱バンの料金は、バス代より100円少々高いぐらいで乗り心地は
バスよりグッド。 

バス停でもロータリークラブの面々とお話しすると、このまま帰郷される方もいれば
身延山の方で今度はゴルフをされるメンバーもいるとか。 みなさんお元気(笑)
また、西赤石山でお会いすることがあるかも知れないことを挨拶がわりに
お別れしたのです。

今回は、今日まで天気に恵まれ最高の山行ができました。
予想以上に厳しい山でしたがある種の自信がついたような気がします。
あくまでも気持ちだけで体力的にはどうかわかりませんがね(笑)














北岳(3193m) July 30~Aug. 2, 2016

今夏、初めての遠征をいろいろ考えていたのですが、まず天候の確認をしながらでしたの
あ~でもない こ~でもないと迷い行先をあぐねていました。
そして、出発予定日の2~3日前、山の天気の長期予報をもとに北岳に決定したのです。

当初の計画は、移動日は栂池高原で1泊、2日目は栂池自然公園を散策、白馬大池テン泊、
3日目は白馬岳をピストンしてまた白馬大池テン泊、4日目は白馬大池から下ってと計画して
いたのですが、移動日と2日目はまあまあの天気でしたが、白馬岳をピストンする3日は曇り
時々雨、さらに4日目も芳しくない天気で、気持ち的にテンションの上がらない山行になりそうでした。

そこで再度、ほかの山はどうか、といろいろ思いめぐらし、九州の九重は晴天になりそうな天気で
OKかなと思ったりもしたのです。 

さらに全く今回予定に入れていなかった南アルプスを検索してみると北岳が移動日の1日目は
天気、2日目も曇り時々天気、3日目も曇り、4日目も曇りと、雨という文字がなかったことで、
急きょ北岳に決定したのでした。 

北岳の情報は以前にそれなりに収集していました。 昨年、仙丈ケ岳に登ったときに北岳の稜線から
見えた富士に感動したり、日本で2番目に高い山にも魅力がありましたので、いつかは登りたいと
思った山でした。 だからこんなに早いチャンスが巡ってくるとは思いませんでしたが、思いついたが100年目(笑) 即決で北岳となりました。

早急に栂池高原の宿泊先をキャンセル、幸いキャンセル料も発生しないことを確認して
あらためて広河原のキャンプ場の料金や食事の件、また北岳肩の小屋の予約を完了しての   
準備に慌てていました。

今までの経緯から、当地から北や南のアルプスに行くと体力に負担がかかる我々は
どうしても前泊をすることが必要になってきました。 今回も移動日に2日、登山に2日の
計画ができる北岳を選んだこともそんな理由からでした。

前置きが長くなりましたので、ここらで本題に入りますね♪


7月31日、朝4時半過ぎに家を出発し、芦安にある市営駐車場には14過ぎに到着。

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ここから広河原へ行くバスに乗り継ぎます。

この日のバスの出発時刻は、14時45分、約一時間後に広河原に到着でした。
仙丈ケ岳に登るときも戸台から北沢峠までが約一時間、南アルプスの登山口はどこも
奥深いところにあるようで、道が細くマイカ-で行くにも危険のある道路では、プロに任せることが 
いいのでしょう。 バスは結構なスピ-ドで走り続けました♪

さて、テン場の様子など今回は、何の情報もありません。
画像を撮り忘れていました。 テントを張らなくてはならない、食事用意をしなくてはならないなど
決して忙しくなかったのですが、結局広河原に到着の時の画像はなし(笑)
ロングドライブあとゆえに、ゆっくりとしたかったのかも知れません♪


今回歩いたコースです。

広河原から大樺沢を歩き二俣から右俣コースへ。 
そして、小太郎尾根分岐に出て肩の小屋へと歩きました。
翌日の下山は、 草すべりから白根御池小屋コースで広河原のテン場へと戻りました。

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そんなわけで、翌朝 2日目の画像から入ります。 2日目は5時半出発。
大樺コースで沢沿いに歩きます。

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テン場から約30分ほど歩いた場所にある白根御池からの分岐です。
登りは左方向の二俣へと向かいます。 下山は画像の前方から降りてきます。

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沢の大きな音を聞きながら歩きます。

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歩くこと約1時間半 前方に吊尾根が見えてきました。

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大樺沢二俣に近づきました。
前方には北岳、左俣コースを行く登山者が歩いていきます。

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二俣の分岐。
一番上の標識は八本歯のコル・北岳山頂・北岳山荘の案内
二番目の右に向いた標識は草すべりコース・白根御池小屋の案内
三番目の前に向いた標識は右俣コース・小太郎尾根分岐への案内
我々は三番目の標識に向かって歩いていきました。

ここにはバイオトイレもあり大休止しました。

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ここからの道は急登になり分岐までの道のりはとても厳しいものがありました。 それでは今までの
道は楽かというとそうではありません。 それ以上に厳しくなったということです(笑)

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尾根の右側(画像には映っていません)を目指して登っていきます。

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途中ネットで管理されているお花畑に遭遇、色とりどりの花が咲き乱れていました。
どうも鹿よけネットようです。

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やっとのことで稜線分岐に到着。 視界が開け周りの山々が見えるようになりました。

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稜線上に黒く見えるのは、富士山山頂が一部見えているのです。 さすが南アルプスで
富士山が近くに見えるのですね。

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北西の方に目をやると、去年登った仙丈ケ岳が綺麗に見えてました。 
仙丈ケ岳から北岳を見たとき、北岳から仙丈ケ岳を見る機会があるだろうかと思っていましたが、
こんなに早くそのチャンスに巡り合ったことに驚きとともに感激でした。

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そして、仙丈ケ岳から右に目をやると甲斐駒ケ岳が見えてます。 去年、甲斐駒は体調不良で
登頂が果たせませんでしたが、こうやってみると男性的な山だとよく分かりました。

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さて、小太郎分岐から肩の小屋までもう少し、それでも小ピークをいくつか越さないと
到着しません。

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さらに先の小ピークを越します。 南アルプスの稜線は長いですね。

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肩の小屋に12過ぎに到着、軽い昼食を摂って受付をしザックを部屋に置いたあと、サブザックで
13時過ぎに北岳山頂を目指しました。 
ここから登りが約50分、下りが40分と往復1時間半の行程、夕食は5時からですので十分に
間に合う時間です。 だた気になったのが午後からの空の様子、アルプスの特徴であるガスが
出始めてきました。 

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約半分ほど登った時に、周りにガスが掛かりはじめ仙丈ケ岳も霞んで見えるようになりました。

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山頂が近づくに連れ、ガスがこの通り。 山頂には登山者の姿も見えますが・・

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      3193mの山頂に立ちましたが、周りはガスでご覧のとおり。
      私の後ろ富士山も見えませんでした。 残念!
      でも、念願かなって喘ぎながらも山頂に立てた満足感でいっぱいでした♪

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山頂の標識 3193m。 富士山に次ぐ高い山に登りましたよ^^/

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これから北岳山荘や間ノ岳に向かう登山者がいました。
山頂のガスにはすこし不満でしたが、これまでの行程では天気に恵まれたことに感謝でした。

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三等三角点の石柱は、白根岳 3192mとなっていました。 三角点のある場所と北岳の
標柱のある場所が二十数メートル離れていて1mの誤差があるようです。
(ただ、山と高原地図だと 三角点の高さが3192.4mとあるので実質は60cmということかな)

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さて、山の高さは素人の私には詳しく分かりませんが、無事に山頂に到着できたことに
満足できました。 あとは疲労後の下山に十分に注意して無事小屋までたどりつけるよう
慎重に降りることに心がけました。

無事に小屋にたどりついたあとについては後ほど・・・・



2016年水郷祭 花火フィナーレ


2016年 夏 7月30日は例年行われる松江の水郷祭で、恒例の花火大会が
開催されました。 今年は一万発の花火が上がり大勢の人々で賑わったそうです。

今年は残念ながら遠征と重なったので、見ることができませんでしたが、
幸いに職場の若い女性の同僚(私が一番年上なのですべて若い同僚ですが・・)から、
スマホの画像を提供して貰ったので、花火のフィナーレだけを見ることができました。

わずかな時間ですが、いっときの花火をお楽しみくださいね♪


2016年 夏 松江水郷祭





甲斐 駒ケ岳 遠望! July31、2016

晴天に恵まれた登山日でした♪

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プロフィール

Uncle Ed

夫婦で登山しています。
相方はNancy。
歳相応の軟弱登山を
楽しんでいます。




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