山行二人 よもやま話

横丁の角を曲がれば旅人。このフレーズが好きな人間です。

2011年08月

夏の終わりに・・・・自然の摂理

きょうこちらは一日雨。
山へも行けず、海にも行けず? (海は、はじめから行くきはありませんが^^)
どうしようもない一日でした。
 
そう、そこでこのときと思って整形外科病院へ。
ことし二月からの坐骨神経痛を見てもらおうと行きましたが、結果は
以前に他の病院で見てもらったのと同じ診断。
 
鎮痛薬とシップ薬とで終わり。 現状では椎間板ヘルニアではないので
たいした治療もなしに薬で済むことで良かったといえば良かったですが・・・
 
でも、お尻から足にかけて痛いことは痛く、座る体勢で痛かったり、
なんでもなかったりと憂鬱なのです。
 
ただ、歩いたり登山のときは全く痛みがないのが不思議ですけれど~~/
そういうときはとても助かってますがね(笑)
 
これから季節の変わり目、人間の体のウィークポイントがすこしづつ現れて
くる季節です。 みなさんもお体には注意してくださいね♪
 
 
ところですこし、お題目とは離れた話になってしまいましたが、自然界も季節の変わり目に
は必ず起こるであろうことを、いつも何気なく見ている庭先で発見したので
きょうはそのときのスナップを。 すこし気分を悪くされる方がいらっしゃいましたら
ごめんなさいね。 前もってお詫びしときます~~
 
 
 
お盆も過ぎ、暦のうえでは立秋となったいま、まだ蝉の声は聞こえていますが、全体的には
真夏に比べ蝉の声もトーンダウン。 わが家のアブラゼミもすこしづつ弱り始めていました。
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彼らの一生も、力つきこの木から落ちて、葉や土と一緒に朽ちていくのか・・・・・と
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思いきや、思いも寄らぬできごとによってわが身が刻まれ、苦悶のうちに他種の生命に貢献したり・・・
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また、猛毒の針によって一瞬のうちに意識喪失し、昔を回顧することもなく、ただ・ただ他種の幼虫の
供物として団子にされることが、自然の摂理であり自然淘汰なのでしょう。
このスズメバチは、ハチの頭ほどの団子状にした肉塊を何回も巣に運んでいきました。
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おおきな自然界の中の、小さなわが家の庭先のできごとでした♪
 
 

盆の入り

きょうから盆の入り。 ご先祖さまがお帰りになってしばらく
 
滞在されます。 地域によっては迎え火を焚くところもあります。
 
わが家ではその風習がないのですが、お仏壇に提灯と燈篭を
 
下げてご先祖さまをお迎えすることが恒例になってます。
 
お盆の仕来りは、場所、地域よって多少の違いはあるのでしょうが
 
ご先祖さまをお迎えすることには、基本的に変わりませんね。
 
お盆の風習は、今後も続くでしょうし季節を感じる風情があって
 
わたしはとても好きです。
 
 
盆提灯
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燈篭
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ご先祖さまもお帰りになっているのでしょうね。
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きょうから二・三日は、現世と来世のお客さまがいらっしゃいます。
 
しばらくは忙しいとNancyもいってます。
 
お盆休みも、逆に休みにならないという方もいらっしゃいますね!
 
そういう方は、まずはお体をご自愛くださいませ♪

剣山 花 Aug.7,2011

時期的にかどうかは分かりませんが、剣山の花の種類は
 
今回見たかぎりでは少なかったかなぁ~という感じでしたが
 
これはあくまでもわたしの主観。
 
じっさいは多くの花があると思うし、わたしの見えないとこで咲く
 
可憐な花もあったと思います。
 
そんなことで、今回、わたしが見ることのできた数少ない花を
 
アップしましたのでご笑覧ください。
 
 
 
1) いまの時期、多くの登山者を魅了している花がこの花 キレンゲショウマですね。
  「刀掛けの松」の分岐を下った谷間に、キレンゲショウマの群生地がありました。
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たくさんの花の中に、まだツボミも混ざっていて、しばらくはこの花も続けて咲くと思います。
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ツボミもたくさんありました。
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花の黄色が素敵でした。
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一斉に咲いているキレンゲショウマ。
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2) リフトの下に咲いていた キスゲ 
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3) ギンバイソウ
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4) 打ち上げ花火のような シシウド
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5) カニコウモリ
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6) タカネオトギリ
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7) 本場の シコクフウロ
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暑い夏場でも、山に咲く花には心が癒されます。
 
花の種類に拘わりなく、登山者は懸命に咲く花の可憐さに癒されます。
 
自然の恵みを大事にしたいですね♪
 
 
 

剣山(1954.7m)・次郎笈(1929m) Aug.7,2011

台風が強い勢力を保ったまま北上し、当地に直接の影響が出なかったものの
 
沖縄諸島周辺では被害も出ている様子。 
 
大変なことだったと思います。 お見舞い申し上げます。
 
 
そのような台風の影響からか、とにかくこちらは毎日が30度以上、
 
35度近くまで気温が上がりうだるよな暑さ。 これには参りました。
 
特に山陰ではフェーン現象とやらで毎日が暑いです。
 
 
そんな中、近郊の低山も日中は、暑さで難儀するだろうし、大山も
 
まだ暑さも和らいでいないだろう、と思案した結果、
 
県外の2000m近くの山ということで、向かったのが剣山でした。
 
 
四国の山は今回が2回目。 
 
前回は石鎚山と瓶ケ森。 石鎚山下山後、瓶ケ森でテン泊した
 
思い出があります。 そのときに四国の山の奥深さを知りました。
 
 
今回は、日帰り山行の計画をしましたので、時間短縮の意味で
 
リフトを使用してイージーな山行でしたが、それでも爽やかな
 
登山ができ、そして雄大な山々の眺めに満足した山行になりました。
 
 
当地からですと、車の往復で約10時間、山行時間は休憩を含め
 
約5時間とすこしハードな計画でしたが、これらをクリアーしなければ
 
山登りができない・・と勝手な理屈で出かけてますので、疲れたなどとの
 
弱音を吐かず大いに楽しんできました^^/
 
 
 
      見ノ越の剣神社のあるところで、ここが登山道入り口になっています。
      時間の関係できょうはここをパス。リフト乗り場へと向かいます。
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            ここは見ノ越の第一駐車場。われわれはここより下の第二駐車場に止めました。
     そして、ここはリフト乗り場にもなっています。
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    リフト券売り場。ここからリフトに乗りますが終点西島駅まで距離800mを15分で
     登っていきます。
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      ザックは腰ベルトを後ろでつなぎ、抱え込んでリフトに乗り込みます。
      このリフトの下には登山道が交差していて、その登山道を歩きたかったので
      すこし後ろめたさがありました(笑)
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     リフトからショットした三嶺(1893.4m)
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      終点駅 西島からはこのような道を進んで頂上へ向かいます。
      ただし、今回はしばらく先からすこし寄り道をします。
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      登山道から北東側の風景です。 1000m以上の山が連なっています。
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     「刀掛けの松」の分岐です。 きょうはこの分岐からキレンゲショウマが群生している
     場所へ寄り道します。
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      白骨化した「刀掛けの松」 白骨林はあまり見ることができませんでしたが
      白骨化した木は時々立っていました。 瓶ケ森では白骨林が有名ですね。
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      キレンゲショウマの群生地への案内板です。
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      しばらく下りが続き群生地へと向かいます。
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      岩場を通り過ぎて谷へと下っていきます。
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      キレンゲショウマの群生地。 花については改めてご紹介しますが、時期的に
      まだツボミもありましたのでしばらくは見られそうで、これを目当ての登山者が
      大勢いらっしゃいました。
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       キレンゲショウマの群生地を、小1時間ほどを掛け周りましたので、取り急ぎ
       頂上へと向かいました。 
       100名山 剣山の頂上です。 日曜日ということもあって子供連れから団体さんまで
       大勢の登山客で賑わっていました。 気温も爽やかで絶好の登山日よりでした。
       昼食はここでとりました。
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      前方の山が次郎笈(1930m)です。
      風も心地よく吹いて汗もすぐ乾く天気です。次郎笈の頂上まで約1時間のコースで
      ピストンして剣山を下山するにも、時間的に余裕がありましたので進むことにしました。
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      午後の夏山独特のガスも出てきましたが、さほどのこともなく穏やかな姿を
      見せていました。
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      白骨化した木。このような木をなんて呼ぶのでしょうね。 白骨林でもなく・・・・
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      すがすがしい稜線歩きです。
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      ここからしばらくは急登が続きます。 ここでは下山する人も多くいましたね。
      穏やかに見えますが、きつい登りもありましたよ。
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      振り返って剣山。 そう余談ですが地元の人は剣山(けんざん)と呼ぶ人もいるようで
      街中では「けんざん」という人を多く見かけました。 お花に使う剣山と同じですね。
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      頂上からの剣山ショット。 よく見るとこちらへ向ってくる人もまだいました。
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      頂上から登ってきた方向を振り返る。
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      次郎笈 頂上 1929m
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     すこしガスの掛かった三嶺。剣山の分岐から三嶺は約7時間の縦走。
      地元の人の話を聞くと、山頂近くから少し危険なところもあるようでした。
      また、トレランするひとは4時間前後で剣山から行くそうで考えられません~~
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            でも、名頃から一度登ってみたい山ですね。右下のほうが名頃のようです。
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           剣山下山途中の大剣神社近くにある石柱。もちろん自然の岩です。
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      そして、もちろん(威張ってはいえません)下山もリフト使用。
      真夏の空が目にしみました。
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       帰路、瀬戸大橋の途中にある与島Pにて休憩。
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久しぶりの遠征で、すこしハードなところもありましたが満足した山行でした。
 
ただ、時間的に余裕があると良かったですがそうもいかず、ぎりぎりの時間での
 
山登りでした。
 
 
ところで、坂出から美馬をとおり、つるぎ町から剣山までの山間と谷間を
 
通る道にはすこし閉口しました。 とにかく大型車とすれ違うには
 
多少テクニックがいりそうな道や、二車線の広い道などが交互に現れ、
 
ぐねぐねと曲がったその道を、地元の人たちはバンバン飛ばします。
 
 
コンビにで、剣山へ行く道と道程時間を聞いたところ、普通だいたい
 
地元の人は1時間ぐらい、県外者だと1時間半ぐらいといわれ意味が
 
分からなかったのですが、後になってそれが分かって少し驚きましたね。 
 
 
そんなことで、なんだかんだありましたが無事に帰れたことで(安全運転で
 
あれば当たり前のことで)ほっとしたところでした。
 
 なお、花については、また後でブログアップします。
 
すこし、お待ちくださいね♪
 
 

嵩山(326m)の散策

日中の暑さを避けて、夕方からの登山。
 
登山というほどのものでなく、ゆっくり歩いて1時間もあれば山頂に
 
立てる山です。
 
直射日光を避け、すこし涼しく感じる時間帯の山登りもいいなと
 
思いながら登りました。
 
 
        
        わが町で有名な 「小泉八雲」もこの山を愛した一人です。
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        すこし見難いですが、木にしめなわがつけてあります。
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        登山道も綺麗に整備された歩きやすい道です。
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        歩きにくかった道も綺麗に整備されてました。
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        中腹から見える町並みです。
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        山頂近くの分岐。左側から登ってきました。
        わたしの後ろには・・・・・・・
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        ・・・・・・・ 山頂の神社に続く鳥居が立ってます。
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             山頂にある「ふじきみ神社」
             スサノウの子「都留支日子」(つるぎひこ)
             戦の神を祭っているとのことでした。
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        さらに奥へ進むと「大佛の 寝たる姿や 嵩・和久羅」の
        歌碑がありました。
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        中海に浮かぶ「大根島」 志賀直哉の「暗夜行路」で
        大山から見えたこの島を、海を泳ぐエイのようだと表現して
        ます。はたして大山からそのように見えたかはよくわかり
        ませんが、この嵩山からみるとそのように見えます。
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        山頂でゆっくりした後、山頂下の休憩小屋で「物思い」・・・
        何を思っていることやら・・・{今晩のおかず?}
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        そうそう山頂にあった「歌碑」
        「大佛の 寝たる姿や 嵩・和久羅」を思い出してください。
       
        この姿を歌ってます。左が嵩山 右の顔の部分が和久羅山
        です。この姿は大佛というより女性のイメージが強いですね
        昔から女性の寝姿を想像させるものがあったようです。
           
           休憩小屋はちょうど胸の少し下にあります。
        ですから、この町がそこからはとてもよく見えるのです。
       
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                    「まつえ探索 わがまち再発見」より転記
 
 
夏の夕暮れ近くに、手短に登れるこのような山も、とてもいいと思いました。
 
ただ、虫が多くでる可能性はありますが、虫避けをもっていけば大丈夫です。
 
夏山はいやだと思っていましたが、少し見る角度を変えると違ったものが
 
見えそうです。  結構、楽しいものがありそうでした!!
 
 

プロフィール

Uncle Ed

夫婦で登山しています。
相方はNancy。
歳相応の軟弱登山を
楽しんでいます。




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