山行二人 よもやま話

横丁の角を曲がれば旅人。このフレーズが好きな人間です。

2010年07月

旅伏山-伊努谷 ピストン縦走Ⅱ

前回は登山口から頂上まで、きょうは旅伏山頂上から伊努谷までの縦走の様子です。
その前に、登山口近くに旅伏山と都武自神社を説明した看板がありましたのでご覧ください。
 
               都武自(つむじ)とはつむじ風のことをあらわしているようです。
               冬には、山の東側は強い北西風の通り道になります。
  
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        午後からはれの予報が当たったようでガスも薄くなり、食事休憩後縦走を継続
        することにしました。 ここの頂上は412mです。しかし、三角点はもう少し先に
        なります。
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        頂上の下にある避難小屋。昨夜の雨か中は少し水が溜まっていました。
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        頂上から縦走路に入ると月桂樹に囲まれた登山道を歩きます。月桂樹の葉を嗅ぐと
        とてもよい香りがします。
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        この縦走路には、多少のアップダウンもありますが、平均してこのような道が
        つづきます。秋の紅葉、春の芽吹くときにはとてもきれいになります。
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        頂上から約15分ぐらいのところに三角点(456m)があります。ここが旅伏山の
        最高点になります。ベンチがひとつあるだけの小さな頂上です。
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        途中にはこのような岩が表面に出ているところもありますが危険は少ないです。
        道はきれいに整備されています。
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        朽ちた電信柱の切り口に、新しい芽が出始めていました。
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        これを下ると伊努谷に入ります。かなりの急斜面を下ります。
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        伊努谷の分岐です。右が旅伏方向、左が鰐淵寺へと抜ける道です。
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ここが今回の縦走の終点です。ここからまた折り返します。登山口からここまでが
休憩を含め約3時間。帰りは大休止なしに登山口まで戻ります。
 
荷物に負荷かけたのでかなりの汗をかきました。水分は二人で約2L、他に食事用の
水を0.5L持って歩きましたが、この季節はこまめに水分補給が必要と思いました。
 
 
        下山時には晴れ間もありましたが、平田市内が少しかすんでいました。
        登山口到着は15:25でした。
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旅伏山-伊努谷 ピストン縦走

きょうも山行訓練をしてきました。
きょうは出雲北山山系の旅伏山から伊努谷まで、ピストンで縦走しました。
きのうとおなじように12kと8kのサックを、わたしとNancyが背負い約5時間
の縦走をしてきました。
 
きょうの天気は、午前くもり、午後はれの予想になっていましたが、その予報も
当たり、快適な縦走ができました。ただし、汗はかなりかき水分補給をこまめに
とりました。
 
旅伏山の標高はわずか412mの低山ですが、旅伏山から西に伸びる尾根の
縦走路は、中国自然歩道になってとてもすてきなロケーションです。四季折々に
変化があり、わたしの好きな山です。
 
        駐車場からの登山道入り口です。
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       木々に囲まれた道です。
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        中国自然歩道の標識
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北山山系には鹿が生息しており、フェンスで外にでないよう仕切りがして

ありますが、きょうはその仕切りの出入り口が開いていました。登山者の閉め

忘れか、風によって開いてしまったのか、わかりませんがこの山を登るときは、

閉め忘れがないよう注意する必要があります。

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  ゲートを過ぎると、木の階段状の登山道になります。この階段が結構ながく、

  そしてきつい道になります。

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       さらに階段が続きます。
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        ふっと一息つく先に、さらに階段が続きます。
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        階段は奥へと続きます。
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        また、一息つける道になりましたが・・・・・
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        また、階段が続きます。
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        道程が三分の二ほどのところに、第一の鳥居が現れました。
        登山口から約40分ほどかかりました。
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        鳥居のところで水分補給して、さらに階段を登ります。
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        階段はまだ続いていました。
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        一息入れられる道です。でも、登り道です。
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        そして、階段を登りきると第二の鳥居が見えてきます。
        でも、頂上はもう少し先になります。
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    鳥居を過ぎても竹林の中の階段を登らなければ、この神社に到着しません。
    
    がんばりましょうね。

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都武自神社(つむじじんじゃ)の狛犬の下に、五匹のこんこんさんが・・・

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        都武自神社のまえを通り過ぎて100mほどで頂上につきます。
        あいにくと少しガスがかかっていました。
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頂上までは小休止を含め約1時間10分ほどかかりました。
きょうはふたりともきのうと同じように、ザックに負荷をかけて
登りましたので、途中で水分をこまめに摂取しながら登りました。
 
じつはこの山をはじめて登ったとき、もう、二度と登りたくない山と
二人とも思っていました。それは、あの階段の登りがとてもきつく
感じたからでした。そのときはもう登ることをやめようかと何回も
思ったものです。
 
その後、何回か登るうちにペース配分もわかるようになり、階段状で
歩幅がとりにくいことを除けば、頂上に向かうのも、さほど苦にならなく
なり、訓練に良い山と思えるほどになりました。
 
次回は、頂上から先の伊努谷までの山行を報告します。
 
 

出雲峠-烏帽子-比婆御陵-池の段-立烏帽子-展望園地 縦走

きょうは山行訓練を兼ねて、広島県民の森の山々を縦走してきました。
梅雨の関係もあり、なかなか長距離の山行訓練もできなかったのですが
きょうの天気が、一時的にでもくもり時々はれの予報だったので広島県まで
遠出をしました。でも、島根県の横田町からおろちループを越えれば
すぐですので島根県の人にもなじみのある山ですね。
 
この公園の中の山でも特に知名度が高いのが比婆山(御陵)でしょうか。
比婆御陵には伊耶那美命が祭られているようです。
 
古事記には、伊耶那美命(イザナミ)が火乃迦具土神(ひのかぐつちのかみ)という
「火の神」を産み、それによって身を焼かれて亡くなることが記されています。
そして そのなきがらを「出雲国と伯岐国との堺の比婆の山に葬(はふ)りき」。と
説明があり、その伝説の地が比婆御陵といわれています。
 
古事記ではここから黄泉の国の話になりますが、伊耶那美命をつれも戻そうと
黄泉の国にきた伊耶那岐命(イザナギ)が、結局恥をかかされた復讐心に燃える
伊耶那美命に追いかけられ、命かながら・・神様が命かながらというのもおかしいかな
逃げ出したところが「黄泉比良坂」(よもつひらさか) いまの東出雲町揖屋にある
坂のこととあります。
 
考えると比婆御陵から続く地下の世界が、広島県北部から島根県東部へと広大な
世界をつくりだいしていること自体、1300年前の人々の発想に驚かされます。
 
 
         公園センターからは 出雲峠までこのような道が続きます。
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      天気もよくなり緑を濃く感じるようになりました。
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      出雲峠手前の避難小屋 冬は焚き火ができるようになっていました。
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      出雲峠 左が烏帽子山へ 右が毛無山(1140m)への分岐です。
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      ここから傾斜が出てきます。わたしはこのヒノキ林の道が好きです。いい香りがします。
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      夏道はこの道ですが、積雪期は右側の尾根を直登していきます。かなりの傾斜になります
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      この谷には、いのししが子ずれで生息しています。
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      烏帽子山の頂上が近づきました。
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      烏帽子山(1225m)の山頂です。
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      烏帽子山から見える比婆御陵(1256m)です。
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      こちらは吾妻山(1239m)すこしガスがあって見にくいですね。
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      コアジサイが、まだかわいく咲いていました。
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      比婆御陵近くになると、このような岩が見えるようになります。
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      比婆御陵です。祠の後ろに大きな岩があり、そこに祭られています。神秘的な感じがします。
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      大きなイチイの木。御陵を見守るように立っています。
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      御陵から池の段へ続く山道
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      おっぱら。 池の段と御陵との鞍部で左に折れると公園センターへ続きます。
      県民の森は、いろいろなところにエスケープルートがありますので安心して山行できます。
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      おっぱらから少しのところで、立烏帽子と池の段への分岐があります。ここから登りです。
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      おっぱら分岐から30分ほどで頂上に着きます。
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      池の段頂上(1279m)から見た立烏帽子(1299m)。池の段から立烏帽子までは
      約20分~30分で頂上に立つことができますが、きょうは立烏帽子の山すそを
      回って避難小屋へ向かいました。
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      池の段の頂上にて イブキトラノオ
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      たくさんの蝶が舞ってとてもきれいでした。
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      立烏帽子の下の駐車場にある避難小屋。ここで少し遅い昼食をとりました。
      写真を撮っているわたしの後ろには、あたらしいバイオトイレができています。
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      駐車場からすぐに林道があり、木柱を左に折れると公園センターに向かいます。
      ここから約3.5k 一時間の山行になります。
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      道は穏やかにつらなり、森林浴を満喫しながら歩きました。
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      最高の土の道です。
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      ギョリンソウ
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今回は、わたしが約12k、Nancyが9kのサックをそれぞれ背負い山行しました。
8月、二泊三日、テント泊で北アルプスの縦走予定なのですが、まだ体力的に一抹の不安があります。
ふたりで20kだったら大丈夫と、ある人からの意見もありましたが、正直、どの程度の荷物重量が
適切か、わからないところもあります。もう少し研究が必要と思っています。
今日は6時間の山行でした。
 
 
 

梅雨空の中の嵩山ハイキング

梅雨が終わったら登るか、といって梅雨明けまで待つことも
もどかしく、きょうは嵩山のハイキングをしてきました。
高い山だけが山登りではなく、低山の山にもそれなり魅力があり
近郊にそういう山がある環境も気に入っています。
嵩山の標高は331m、そう東京タワーとほぼ同じですね。
標高差はもう少し低いかも。でも、土の上を歩くことが大事と
できる限り山歩きをしています。
 
 
登山道の入り口に「バイク乗り入れ禁止」マナー違反者が乗り入れたのでしょうか。
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確かにバイクが走れそうなきれいな道。しかし、オフロードのコースでないことは
一目瞭然
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コンクリートで固められたところは道路、こういうのが本来の道。
けもの道のように人間も歩いて土を固めて道を作ってきましたよね。
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    頂上までの距離は1200m。ほぼ四分の一のところにある標識です。
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  参道入り口と書いてある分岐。でも、この先にはまだ行ったことがないのです。
  機会があったら行ってみますね。
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   鳥居に続く最後の登り。
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        この鳥居を潜ると平坦な道が頂上まで続いています。
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   頂上途中にある休憩所。天気がよければ市内が一望できたのですが、
   今日はかすんでいました。

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 頂上にある布自伎美神社(ふじきみ)。須佐之男命の子 都留支日子が
 祭られているそうです。 そしてこれは(つるぎ-ひこ)と読まれ 戦の神様
(剣の日子)が祭られているようです。

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天気がよければ、この神社の後ろからは、大山や中海、大根島が手にとるように
見えるのですが、今日はあいにくの曇り空。それにぽつぽつと小雨も降り出して
写真をとることをやめました。
 
頂上までゆっくり歩いても40分程度の気軽に登れる山です。ただし、低い山でも
山に変わりなく、マイペースでゆっくり登ることが大事ですね。わたしたちがはじめて
この山を登ったときに苦しい思いをしたことがあります。
途中にベンチもあります。夏は水分補給も必要です。ゆっくりをこころ掛けることが
いいですね。
 
話がかわりますが、ここから西に20k~25kぐらい離れたところに旅伏山という山があります。
この山は古代、外敵に備えて烽火をたく山だったそうですが、嵩山もその役割を担って烽火を
上げたことが「出雲国風土記」に記録されているそうです。
 
かつて旅伏山に登ったときに、それを検証しているという人とお会いしたことがありました。
古代出雲と現在の出雲とでは、地理的条件が違うので現在の地理的条件で互いの烽火を
確認することは不可能かもしれないと、その人はいわれてました。
でも、そのようなことを思い巡らして登る山も面白いですよね。
 

プロフィール

Uncle Ed

夫婦で登山しています。
相方はNancy。
歳相応の軟弱登山を
楽しんでいます。




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