決してタイトルのごとき穂高を語るつもりはありません。
たとえ、わたしが穂高を語ってもなんのメリットもないので、おこがましいことは言えません。
さらに、実際に穂高を見たとき、感動と共に意気消沈したことも否めませんでした(笑)
そのため、紅葉の涸沢を見ることで穂高を多少でも語らしてもらえればと思っていたのですが、
なんと自然の摂理にも負けてしまい、一番の紅葉の時期にも後れをとり、見逃してしまったのです。
天は我をみはなし、天は我を奈落へと蹴落とした・・が我は必至で蜘蛛の糸につかまりました(笑)
そして、やっとその念願を10月12日に決行したのですが、
「涸沢の紅葉を見ずして、穂高を語ることなかれ」・・・ だから穂高が語れません・・・(笑)
1日目(10/13)
前日(12日)17時すぎに松江を出発、あかんだな駐車場に4時半に到着してから、二便目ぐらいの
バスに乗車、6時すぎに上高地に到着でした。
あかんだなの上のほうの駐車場は満車状態、隙間を見つけてやっと駐車することができました。
場合によっては沢渡の駐車場も考えていました。 いまの時期はやはり相当込み合います。
梓川沿いを一路横尾へ・・・・ じつは本日は横尾のテン場泊と決めていたのです。
なぜ、わずか3時間ほどのテン場泊かって? いや、ただ込み合った涸沢のテン場が嫌なのと
寝心地のいい土のうえで寝たかったからです(笑)
上高地から約2時間ほどのところの徳澤園で。 ストーブがたかれています。
上高地の朝は、かなり冷え込んで皆ダウンやオバーウエアーで冬支度でした。
槍近辺では雪が降ったようです。
きょうのテン場には大勢のキャンパーがいました。 ここをベースにしたり、我々と同じ横尾をベースに
するキャンパーが多いと聞きます。
いつもは静かなテン場ですが、さすがに今の時期は花が咲いたようにカラフルなテントでいっぱいでした。
さらに、歩くと屏風の頭が見えてきました。 あの岩山の裾のを巻いて明日は涸沢へ。
横尾山荘のテン場ですが人が大勢です。 列を作っているのはトイレ待ち。
とくに女性トイレには長い列ができていました。 9時すぎに我々は到着し、何もすることもないので
のんびりとしていたのですが、その間続々と涸沢から降りてくる人が増えごらんのような状況になって
いました。 時間的には昼前ぐらいです。
2日目(10/14)
朝、7時にテン場出発、約45分後に屏風岩がよく見える位置にいました。
もうすこしで本谷橋に着きます。
本谷橋の河原には大勢の下山者が休憩しています。
この橋を越えると急登な道になります。 ところが団体さんと狭いところですれ違うと渋滞がおきたり
せわしなく登らなけれならないため、登りのペース配分に苦慮することもありました。
本谷橋から約2時間、急登を登り切ったところで、涸沢ヒュッテに到着。
途中、涸沢小屋分岐やこの入口近くにはパノラマコースへの分岐もありました。
下山のとき、この小屋に入ると映画「岳」を撮影したときのスチール写真等を見学。
前方に見えるのがおなじみの涸沢小屋、そして涸沢のテン場です。 今日は最終の祭日なので
今朝立ちの人が多かったと見え、テントは昨日と比べ減少したと思われます。 とにかく下山する人の
多さに驚きでした。 左にある建物の取り壊し作業がすでに始まっていました。
ところで紅葉は?・・・。 だから穂高を語ることができないのですが・・・・(笑)
語ることはできなのですが・・・とにかく圧巻でした(笑) おそらく画像では、実際との違いがわからないと
思いますが、眼前に広がる風景に圧倒されるばかりで、 奥穂・北穂というものの、あそこを登るのかと
思うと、無理・無理と言いたくなるような場所でした(笑)
左側が奥穂、左の小さなコルに穂高山荘(見にくい)、中央が涸沢岳、右の高い山が北穂
ただ、想像と現実とのギャップをはじめて現場で知ったときの挫折感だと思いますが、やはり山は
甘くはないと思い知った瞬間でした。 もちろん、山が大きく見えるだけに、ちっぽけな人間がいざ登山道に
立てば、大きな山懐の中をチョロチョロと歩けるような場所が与えられているとも思います。
しかし、それは十分注意して歩くことが要求される道であり、計画をもって歩く道だと思いました。
そして、何人かの登られた方には、話を聞くこともできました。 ゆえに今回の涸沢は、紅葉こそ
みることができなかったのですが、奥穂・北穂に登るときの下見としたならば、自分なりにいい成果が
得られたかなと思うのです。 さあ、いつ登るかの計画もまた楽しみです(笑)
別にヒュッテの屋根に乗ってる訳ではありません。 あくまでもテラスです。
北穂が正面に写るということで立ちました。 でもよそ見しているときに切られています。
シャッターチャンスを考えないNancyです。(笑)
さあ、涸沢をあとにしましょう。 紅葉の色も、もう少し期待をしていましたが・・・
横尾から約3時間少々で涸沢に到着し、下山は約2時間の行程だとすれば、横尾を引き上げて
徳澤のテン場までには十分時間があると判断し、計画を変更することにしました。
2日目は、別なテン場のほうがいいだろうということでそうなりました。
・・・・ってなわけでいきなり徳沢園のテン場です。 きのうとは大違いの静かな森の中のテン場です。
上高地!!といった静寂の中のテン泊はいいですね!!
昨夜は、うどんと焼き餅をいれた力うどん、おにぎりの雑炊。 今晩はスパゲティとソーセージ焼き
先日考案した焼き網ネットがうまくいって餅もソーセージも上手に焼けました(笑)
昨夜の横尾では、夜間かなりの冷え込みがあり、ズボン下、長そでシャツ、Tシャツ、フリース、
ダウンを着ても寒く、体調が悪いのかと思うほど眠れなかったのです。
しかし、ここではシュラフに入っても暑くなるほどの気温、寒暖の差を感じました。
ところで 「ホッホ ソロットコーカ」 「ホッホ ソロットコーカ」 この擬音の鳥の鳴き声は
どんな鳥かわかりますか・・・ そう フクロウの鳴き声です。 但し、これは当地の方言の
要素が多分に含まれていますが(笑)・・・
夜中、この声がよく聞こえて、とても可愛い鳴き声でしたよ!
夜中に鳴くフクロウを気味が悪いといわれてますが、いやいやよく聞くととても可愛い鳴き声です。
しばらく聞き惚れていました(笑)
3日目(10/15)
昨夜の暑さは、きょうの曇り空とも関係がありそうです。
7時半すぎに徳澤園を出発し、上高地らしい景色を楽しみながら目的地に進みました。
一昨日とうって変って、きょうは静かな登山道となりました。
上高地には9時半すぎに到着、コーヒーとケーキで休息、あとはあかんだなへ戻るだけ。
たしか、「ひらゆの森」の温泉は10時からなので、まだ時間はあるのでゆっくりと上高地で過ごしました。
そして、あかんだな駐車場、 一昨日の車がうそのようです。 わたしとおなじ県ナンバーを
探しましたがありません。
でも九州ナンバーがありました。 「お疲れさん!!!」と声掛けしたくなりました(笑)
「ひらゆの森」温泉です。 静かな温泉でとてもすきな温泉です。 食事もおいしいですよ!
ここの温泉は安くて綺麗で、ほんとうに楽しく入れる温泉です。 たしか、宿泊料金も山小屋並みのはず。
一度、泊まってみたい温泉です♪
12時30分 この温泉をあとに一路わが家へと。
わが家到着は22時45分、高山周辺から雨が降り始め、わが家に到着まで雨の中を走りました。
台風の影響により、雨の中の走行にはすこし緊張しましたが無事到着できて一安心。
さあ、来年のアルプス計画をどうするか模索することにしましょう!!!
テン泊なら横尾より徳沢が良いですね。
魚津が荼毘に付された夜を思い浮かべながら一杯やりたいです。
本村橋は本谷橋でしょう。
新村橋とごっちゃになりましたか。
Uncle Ed
がしました