北千里浜への分岐で昼食を摂ったあと、いよいよ下山。
 
坊ケツルへ向かうことにしました。
 
13時すぎに下山開始、黄色いペンキが見事なほど目に入ってくるので今日のような天気では
 
道迷いはないだろうと考えながらの山行でした(笑)
 
 
でも、逆に登ってくる人が多いのに驚きです。 登りは急登だとおもうのですが・・・・
 
岩場というかガレ場というか、とにかく足元に気を付けながら下山したのですが、 ついに
 
ここで転倒、右手親指の付け根を岩でひねって痛い思いをしてしまいました。
 
午前中の救助作業を目の当たりにして、怪我だけはと思いつつ結局転倒して手を痛めてしまうのは
 
注意不足だったのでしょうね。 
 
 
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ところで下り終えたところの北千里浜の景色は誠に雄大。 われわれも初めての経験でしたが
 
廻りから山に迫られるような感覚になって、爽快な気持ちと共に霧や雨、またガスの発生により
 
方向感覚が狂うかもしれないという思いが同時にありました。
 
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それでもきょうは大勢の登山者がいるし、天気も上々なので安心しての山行です。
 
右前方に三俣山が見えてきました。
 
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これは、北千里浜を歩き、もうしばらくすると坊ケツルへ下山する登山道を前に、振り返っての
 
ショットです。 白い砂浜のような道も快適、右側の鞍部は諏蛾森越(スガモリゴエ)へ続く道があり
 
急登を長者原に向けて歩いている人が沢山いました。 この道も厳しいと思いましたが
 
登っていく人がいるのですね。
 
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そして、長い急坂を下り法華院温泉に到着。
 
正面に明日登る予定の平治岳が見えたのです。
 
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今回は、坊ケツルのテン場ではなく、法華院温泉のテン場を利用することで、温泉も休憩場所も
 
確保しようということになりました。 ここは組長のブログも参考にさせて頂きました。
 
坊ケツルはけっこうたくさんのテントが張ってありましたよ。
 
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法華院のテン場から法華院温泉の山小屋。
 
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このほかケビンもありますがきょうの利用者は大勢のようです。
 
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さあ、我々が移動を決断した日までの長期天気予報では、土曜日は曇り時々はれ、
 
日曜日は晴れ時々曇りという情報を信じての移動でしたが、それこそ雲行きが怪しくなり
 
入浴後の天気予報を小屋で確認すると、夜半から雨になりそうとの情報・・・・じぇじぇ いや
 
えエエ~嘘~と思うのでした。 
 
翌日の平治岳は天気予報の晴れ時々くもりを信じての工程でしたので、そうであれば平治岳の日程を
 
早め久住を後にとも考えていたもので、なんでこうなるのと不満たらたらになったのでした(笑)
 
 
そして、そして案の定、夜中テントを打つ雨音を聞きながら~、あア~アとため息。
 
6時過ぎに起きだしてまずトイレに、そして朝食を小屋の休憩室を利用して食べることに。
 
ほかの登山者も我々とおなじ、動きようもなく話をしたりお茶したりと雨の止むのを
 
待っている様子。
 
外は雨と風で登山日和ではまったくない日、平治岳・北大船・大船が雨で霞んで見え、
 
風で雲がいきよいよく流れていました。 だめだ こりゃ~ だから写真は全くなし。
 
 
我々も早急にあきらめ急きょ撤収。 雨に濡れながらのテントたたみも情けない・・・
 
結局、クロボクのぬかるんだ道を長者原を目指してもくもくと歩くほかありません。
 
それでもそんな天気の中を、逆に登ってくる人々が多かったのにも驚き心配しました。
 
 
長者原に到着してもこんな感じ。
 
まだ、強風吹き荒れる中、登山口に向かう人もいました。
 
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そして、当初の予定に入っていた阿蘇・中岳の登山口、仙酔峡へ・・・
 
ここで、平治岳をあきらめたのだから阿蘇・中岳を覗いてみるかということで
 
一路やまなみハイウエイを通って阿蘇方面に向かったのです。
 
途中の阿蘇の大草原を目にすることができて大感激、普通の草原とは全く違って
 
すばらしい草原でした。 ただ写真はなぜかとってないのですが・・・(笑)
 
 
 
そして、阿蘇 仙酔峡・・・・中岳登山口・・・・
 
甘かったですね。 ここも同じ風と雲
 
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山頂が全く見えない状態・・・ これでは無理、待機しているグループがありましたが
 
やはり撤収のようで、我々も一路熊本ICから帰ることにしたのです。
 
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13時すぎに出発し、帰宅したのが22時近く、休憩含め7時間~8時間の旅でした。
 
平治岳のミヤマキリシマを見ることはできませんでしたが、それでもいい山行に感謝でした。
 
しばらくしたら、また行きたくなる山かも知れませんが、すでに今回で四回目。
 
まだまだ知らないところがあると思うので再チャレンジもありかも知れませんよ(笑)