日が差した日曜日、午後から近くの里山、真山へ出かけてみました。
 
いつでも気が向いたときに、わずかな時間を利用して散策できる山があることに感謝です。
 
適度のアップダウンがあって、場合によっては歩荷訓練もできる山です。
 
 
 
           標高は高いところで256.2m。 ここは尼子勝久の出城があったところです。
           
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           今回は登山口から、時計と逆回りをして真山山頂、鳥ノ子山、分岐を越えて
 
           緑色の登山道に沿ってStart & Goalへと戻るコースでした。
 
           全行程をゆっくり散策して約3時間弱のコースです。
 
 
 
    いつもこの道を歩くときに思うのは、里山散策の魅力はこういう道を歩くことだと思うのです。
 
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    山の派手さはないですが、今年の黄葉は里山を大いに着飾り、
 
                       まだその名残が多く見ることが出来ました。    
 
    普段コンクリの道しか歩かない現代人にとって、落ち葉の絨毯を
 
                        歩くのは最高の贅沢のような気がします。
 
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    山頂から眺める市内の全景です。
 
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山頂に到着する前に、読んで置くとこの山の歴史を振り返ることができます。
 
広瀬にあった富田城はもともと尼子氏の居城であったが毛利に敗れ、京都に逃れていた尼子氏は
 
また出雲に戻り、その時に毛利より奪いかえした城だったが、結局はまた毛利に破れこの城を
 
去らなければならなかった悲しい歴史の舞台のようです。
 
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            尼子勝久の碑が山頂にあります。
            
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    この碑の土台を借りてバンダナショットしました。
    
    尼子勝久公に合掌しました。
 
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   周回するため、標識の左方向 鳥ノ子山へ向かいます。
 
 
 
   真山から約30分で鳥ノ子山です。 ここにはごみの持ち帰りを啓発する標識がありました。
 
   綺麗にはなっているのですが、これがあることはかつてごみが落ちていたということでしょうか。
 
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 鳥ノ子山山頂から少し降りると、雪を被った大山が見えました。 東方向約40km先にあります。
 
 西側から見ると「伯耆富士」と言われるとおり、富士に見えることは間違いないようです。
 
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    下山する途中の道です。 初冬の日が差し込んできました。
 
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    登山口に戻ってきました。
 
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    休憩も含めゆっくり歩いて約3時間弱散策でした。
 
 
    ところできょうは途中誰にも合わないだろうと思いながら、コースの三分の二ほどのところで
 
    珍しく山を登ってくる親子に会ったのです。 はじめ女性が一人で、それも外国の
 
    方で流暢な日本語で「こんにちは」などと挨拶されたのでこっちも「こんにちは」と。
 
    そして、その後ろからは、父親と10歳ぐらいの娘さんの二人が登って来たのです。
 
    その親子の顔立ちからあくまで想像ですが、インドかネパールあたりの人たちかなと
 
    推測でしかないのですが、そのような感じの人たちでした。 推測が間違っていたら
 
    失礼かもしれませんが・・・ おそらく島大の留学生かもしれません。
 
 
 
    ご夫婦とも流暢な日本語を話し、とても丁寧な感じで親しみの持てる人たちでした。
 
    ただ、山頂までの時間や距離、また周回するとどの程度の時間か、どんな道かなど
 
    質問があり、そこで、周回すると時間は約1時間半ほど掛ること、多少のアップダウンが
 
    あってすこしきついこと、時間的には15時を過ぎていたので、暗くならないうちに
 
    下山するなら引き返したほうがいい、などの情報を伝えて別れたのでした。
 
    さらに風が結構冷たく、厚手の上着を着ていたのですが寒い寒いといいながら
 
    別の防寒具もなく、さらに靴は平底のスリップオンのような町靴でしたのですこし
 
    厳しいかなと思ったので、そう言ったのでした。 ちょうど1時間ほど登ってきたと
 
    いうことでしたので、下ればまだ暗くなるまでには間に合いますね。
 
 
    そんなことで、すこし心配はしたのですが、道迷いしなければ無事下山できるだろうと
 
    思いながら我々も降りたのです。
 
 
    その後、遭難や捜索活動の報道もなく、それならばあの親子は無事に下山したろうと
 
    ほっとした我々でした(笑)。