やはり、紅葉にはまだ早かったようです。
そして、なによりも予想以上の強風に悩まされ当初の目的を変更し、ピストンでの
山登りになったことがすこし残念でした。
 
今回も、三瓶山一周の縦走を考え、前回とおなじ女三瓶~男三瓶~子三瓶~孫三瓶~大平山の
約5.5時間の縦走予定で東の原登山口から登り始めたのです。
 
ところで当初、天気予報は曇りのち晴れ、風速が1~2mと穏やかな予想をしていたのですが、
天気はまあまあでしたが、いかんせん風が予想以上に強く、10m以上の風が絶え間なく吹いて
いたのでした。
 
大山山頂では、15~20mの風が吹くとの予想でしたので、大山を取りやめて三瓶に来たのですが
なかなかそうは問屋が卸しませんでした(笑)
 
しかし、三瓶山周辺にも薄日が差し始めてまあまあのコンディションと思ったので、期待を込めて
いつものとおりリフトわきの登山口から登り始めることにしました。
 
 
      きょうは日曜日、駐車場からみたリフト乗り場、そして女三瓶山の姿です。
      登山者の姿もちらほらと見える時間帯になりました。われわれは左の道を進みます。
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ここの登山道は、牛の放牧場にもなっており、いや、放牧場に人間(我々が)がお邪魔していると
いったほうがいいぐらいに、牛糞があちこちに落ちています。ですからそれらを上手によけて登って
いく必要があります。あまりよそみをしていると踏んずけてしまいますよ。馬糞と違って背は伸びないと
思うのですが(笑)・・・・・
      
      肥沃な土地??のせいか山ブドウがありました。 
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いまの時期でもナデシコが咲いています。 秋の七草の一つですから当たり前かもしれませんが
夏の山地のイメージ強いためかふとそう思ってしまいます。
 
      ナデシコ (少しアングルに失敗しました(笑))
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この花は、たくさん咲いていました。 ラッキョウというイメージとは離れた可愛い花で
花の数が多いと、その花全体が丸みを帯びてさらに可愛く見えますね。
      
      ヤマラッキョウ
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山頂に近づいてきました。 この樹林帯を抜けるとリフトの駅がみえてきます。
紅葉の絨毯とまではいきませんでしたが、落ち葉を踏む足の感触はとてもいいですね
    
      このような道が続くと山登りも楽ですね♪
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突然! 和牛ステーキ! いや黒毛和牛が顔覗かせ、わたしたちを凝視してます。
「いや、とてもすてーきな色艶だねと褒めてたんだ」と言い訳しながらすかさずワンショット(笑)
 
      そ知らぬ顔で、草を食べていました。 登山者にはなれているのかも知れませんが
      かつて牛に襲われたという話は聞いてませんね。 
      むしろ、えげつない人間が牛を襲うかもしれないから、「気をつけて」といいたくなりました。
      
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いよいよ、リフト終点駅が近づいてきました。
この坂をのぼり切ると駅になります。
 
       もう、ひとふんばりで駅に到着・・・・・
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その前に、道すがらに咲いていた野菊の花。 
      
      ノギク (正式名称はちょっと分かりませんでした)
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終点駅に到着です。
 
      この駅は大平山山頂近くにあり、見晴らしのいい展望所にはハイヒール(表現が古い)でも
      登れるところです。
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右側を覗くと、ごらんのとおりリフトです(説明抜きでもすぐ分かりますね><)
ただ、山登りをする人間にとっては、観光とちがうので絶対にリフトは使わない!などという
プライド(決して自慢してませんよ~)・みえがこころの片隅にちらちらあって、そうしないと
登った!!という達成感が味わえないようになってしまいましたね
北アルプスで利用するケーブルカーなどとは違って、低山でのリフト使用は特にそのように感じてしまいます。
 
      ところがです。下山にはこのリフトを利用することになるのです。
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きょうは日曜日、県外からの登山客も多く、皆さんは広島からツアーでこられた方々のようでした。
 
      約30名ほどのツアーの方々で、わたしたちと同じコースを歩くようでした。
      わたしたちは道を譲っていただき先行することにしました。
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      イヨフウロ
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      アキノキリンソウとノギク
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このころから、上昇するにつれ風がつよく吹いていることが気になりだしました。
 
      女三瓶の展望所から孫三瓶と室内池(西側)
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      孫三瓶と子三瓶(西側)
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     そして、これから向う男三瓶(北側) きょうも右(東)から左(西)へのコースを予定したのでした。
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      東側の女三瓶山頂。
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紅葉はというと、まだ完全な紅葉にならずくすんだような色合の葉が多くみられ、枯れて落ちた葉も
たくさんありました。 日があたればすこし色づいた感じもするのですが、日があたらないとあまり
パッとしないものでした。
 
      女三瓶から男三瓶へ向う従走路。 風が強く吹いています。
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くぼ地の登山道では、風もあたらずホッとする場所ですがススキの頭は大きく揺れていました。
 
      はやくも男三瓶から下山されている登山者もいました。
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わたしたちが山ではじめてみたセンブリの花です。
ご存じのようにセンブリはせんじ薬として使われる植物だとおもいます。
わたしには苦いイメージがあるので、この花を見たときなんと可愛い花なんだと
思うほどに、イメージが変わってしまいました。
 
「きれいな花には棘があり」「良薬は口に苦し」と昔からいわれていますが、「可愛い花は
口に苦し」という新語もあってよしかなと、ひとり悦に浸っております(笑)
 
 
      センブリ
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      男三瓶向う稜線での風。西から東に吹く強いがでした。ススキの穂も強く揺れてます。
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       しかし、ところどころの木々も色づきはじたところがありました。
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      鮮やかさに欠ける色合ですが、秋を感じる風景でした。
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      子三瓶 さあこの強風の中をあそこまでいくかどうするかの思案したところです。
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      ヤマハッカ
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なんだかんだと思案しながら、結局山頂の山小屋に到着、先客がかなりいましたが、隙間に
寄せていただきそこで昼食を食べたのです。
 
皆さんの話の中ではピストンして下山するという方もいらっしゃれば、別コースで下山するという
方もいらっしゃり、さて我々はどうするかと、まだ迷っていました。(決断が遅い!!)
 
ただ、強風は収まる気配ありません。 とりあず食事を終えて小屋をあとにし山頂標識のあるところまで
いくことにしたのです
 
      ススキの原の風は相変わらず強風です。
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山頂は、登山者の姿もまばら、なにか寒々していました。 もちろん登山者は大勢いらっしゃるのですが、
山頂はふきっさらしで寒いので山頂の陰に隠れている人たちもいました。
 
      男三瓶山頂
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わたしたちも迷ったあげくに、今回はもと来た道から下山することに決定し、周回コースは
強風のため止めることにしました。
 
強風による危険性はさほどではないと思うのですが、帽子は飛ばされそうになるは風が体に
あたるだけでも疲労感が増すということを考える、あまりおもしろくもないなあという思いから
止めることにしたのです。
 
ところで山行中にときどき娘からNancyに電話が入り、何事かを話しているようすで
聞くところ六年生の孫が少年野球のマクドナルド杯で、ひよっとして県優勝するかも知れない
出雲市斐川町の出雲ドーム横の野球場で決勝戦がはじまるという連絡があり、時間と距離を
計算すると何とか間に合いそうだということで、急遽そちらに向うことになったのです。
 
そのためあほな「ジーババ」は、ゆっくり慌てず早足で下山し、途中あれだけプライドを気にしていた
リフトも¥450/1人を支払い、ついにそれを利用して下山してしまったのです~~;
 
そして、孫の少年野球の結果は逆転して””優勝しました”” ってなことで今回の
山歩きは良かったのやら悪かったのやらでした。  
もちろん孫の優勝はよかったですよ~~♪
ただ、別な面でのハラハラ・ドキドキの1日でした^^/