ようやく双六小屋に到着・・・・・・・ でも、写真を撮ることを忘れ、結局小屋の様子が分からないと
思いましたので、ネットから拝借して掲示しました。 とてもいい加減なことで申し訳ないですね(笑)
写真の案内にもあるとおり、トイレ用にも飲料にも水が豊富に使える小屋でした。
もちろん、無駄な水を使う登山者はいませんね。
 
 
 
この小屋からは、下の案内のとおりいろいろな場所へいく基点になっているので、小屋どまりの
人の話を聞いているだけでも楽しかったです。
 
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     とりあえずこの小屋の宿泊を手配してから、荷物をデポし、一路双六岳へと向かいました。
     見た目にはなだらかに思える稜線ですが、岩場やガレ場もすこしありましたのでゆっくりと歩きました。
     いまだに残っている雪渓は、双六小屋の飲料水になっているということで、水が豊富な理由が
     わかりました。 冷たくおいしい水でしたよ♪
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      ここでも雷鳥のお出迎えでした。
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      双六岳へ向う途中の稜線から、中央の鉢樅沢岳と遠くの槍ヶ岳が良く見えました。 
      樅沢岳の稜線が手前に下ったところに双六小屋があります。
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ところで、この樅沢岳であるできごとがあったのです
 
わたし達が荷物を小屋にデポし、すこし休憩していたところに双六岳の下山ルートから背の高い
若い外人さんが降りてきて、わたし達のテーブル近くで休憩されたのです。ソロ山行のようで
水晶岳を巡ってこれから槍ヶ岳にいくということを、片言の日本語で説明されました。
でも、結構話は通じるものですね。外人さんと話すとき片言の英語、日本語でも十分に
コミニュケーションが取れるものですね。
 
最高の天気の中を、楽しんできた、とても素晴らしかったと話していましたら、そばにいた
登山者が ”ALL FINE NO” ね!といったことに 笑いながら”そう~ね”と答えたことに
我々も笑いました。 つまり 「いつも天気ばかりではないよ」といったつもりでしょうが意味が
通じたようです。 で、その外人さんは自分のラーメンを食べているところを自分のカメラで
写してほしと要求され、その登山者がこころよく写真を撮ってやることができたのも同じ山登りを
している者同士の親しみからなのでしょう。
 
そんなこんなで、わたし達も双六へ出発するため「気をつけて!」とその外人さんに声がけすると、
相手も「気をつけて!」といってウインクなどしてそこで別れたのでした。
 
ところで、槍ヶ岳に向うには樅沢岳を縦走し、西鎌尾根へ向うのですが、わたし達が双六へ
出発するのと同じくらいにその外人さんも樅沢岳を登りはじめていました。
 
しばらく外人さんの登山姿がわたし達の背面に見られていましたので、頑張っているのだなぁと
思いながらわたし達もゆっくりを歩を進めていたのです。
 
すると突然、背面から大きな声が聞こえたのでした。
どうんな声かと問われれば、叫び声のような威嚇するようなという表現でしょうか。
おそらく外人さんが発した声に違いなかったと思います。
 
何の気なしに、その外人さんとその後ろからの2~3人の登山者に目をむけると
先頭の外人さんの目の前を四足の動物が右から左へと駆け抜けていきました。
わたしは、はじめ「犬?」思いました。直線距離として2~300mですから、動物と
思っても見分けはつきにくいですね。でも四足であったことは確認しました。
それも黒い物体。 シェーパードかな? このごろは山に犬と一緒に登る人もいますね。
 
でも、良く考えればおかしい。 ひょっとして「熊」?・・・・
その外人さんも、後ろからの登山者も一瞬立ち止まって動いていません。
先にすすむのも躊躇している様子でした、が、その外人さんは安全を確認して
また歩きはじめていました。ほかの登山者も同様でした。
 
わたし達が下山後、山小屋の人に聞いたら、やはり熊が出没したことが確認され
あの叫び声とも威嚇とも思われる声は、あの外人さんから発せられたのだと確信しました。
 
いるんですね、熊が・・・・ アルプスにいることは間違いないのですが実際にそのようなことに
遭遇すると「やはり・・・」と思わざるを得ませんね。
 
山小屋の若い女性が言ってました。 「でも、ここの熊は何もしないですよ。ちゃんと住み分けてますから」と
言われた言葉を信じていいかどうか、いまだ分かりません(笑)
 
双六小屋で、別れ際に言った「気をつけて!」という言葉をどのように受けたかは分かりませんが、
本当にびっくりしたのではないかと思います。何事もなくホッとしたわたし達でした。
 
 
 
      中道ルートを双六岳と丸山との稜線分岐へと向っていきます。左が双六岳方面、右が
      丸山で三俣蓮華の稜線へと繋がります。
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      稜線上の分岐。右が三俣蓮華方面、左が双六岳山頂です。
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      双六岳山頂。 山頂まで約20分距離です。
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      双六岳山頂。 南側から雲が湧いてきました。
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      山頂標識が二つあったような・・・・・
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      薬師岳、三俣蓮華、鷲羽岳、水晶岳方面が良く見えました。
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じつは今回は、三俣蓮華までいく予定でした。
ところが、山の天気は午後から変化しますね。こんな快晴でしたが、南西側から雲が
湧いてきて丸山をガスで覆ってきたのです。
 
時間的には無理のない行程でしたが、ガスが掛かることを懸念してそのまま下山しました。
はじめて、ロングの北アルプス山行でしたので無理せずにです。
 
あとはのんびりと山小屋でくつろぐこととしました。